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 思春期の君たちへ 

 思春期の君たちへ 

教室復帰!

そして、初登校の朝、私はこれまで通り

「手出し、口出し、心配をせず」「思い通りにしようと思うと反対になる」

ということを肝に銘じ、

自分のすべきことを淡々とこなして、登校時間を迎えました。


ドロシーは、不安そうに

「気持ち悪い」「疲れた」という言葉をもらしながらも、

給食袋やハンカチ等を引き出しから自分で出して、

着替えや洗顔などの身支度や教科書などの荷物の準備も一人でちゃんとしました。

そして時間になり、お友達が迎えに来てくれました。


私は何事もなかったかのように「行ってらっしゃい」と言って、玄関を閉めました。


そして、ドロシーは、無事、教室登校を果たしました。


先生、お友達、保護者の方々、家族・・・

沢山の温かい気持ちに囲まれて、

子どもは生きる力を育てていくものなんだと思いました。


しんどそう、かわいそう、守ってあげようと、

家の中に囲ってしまっているうちに、

ドロシーの生きる力をどんどん衰弱させていってしまったのだと実感しました。


親は子どもが辛い思いをしないように「守る」ためにいるのではない。

親は子どもが辛い事にも、自分の力で立ち向かえるように

「見守る」ものなんだと、気づきました。


私は、子どもを「守る」ではなく「見守る」母になることを

天に誓いたました。

そして、周りのみなさんに対する、

感謝の気持ちを大切にして生くことを誓いました。


忘れもしない、2007年10月5日。

奇しくも、この日は、5歳で亡くなった甥っ子の命日でした。

見えない力にも、背中を押されたように思います。

ありがとう。


不登校克服、あれからもう、1年が経とうとしています。

今も元気に「行ってきま~す!」の声が聞ける幸せ。

この幸せと感謝の気持ちを、決して忘れずに、胸に刻み、

今日もがんばります。









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