1条~6条『母親の法律』 【第1条】 命令・指示はしない ・「もう6時半だよ~起きて~」 ・「早く着替えちゃいなよ」 ・「お風呂、入って」 ・「遅くても10時までには寝るようにしなさいよ~」 ・「ご飯だよ、ゲーム終わりにして」 このような事を言って育てると、子どもが素直に育ちません。 学校でも人に何か言われたら、反発するような子になります。 その次は、人のせいにするようになります。 しぶしぶ行動を変えても「言われてするのはしないのも同じ」です。 「うん」と仕方なしに行動する子は自立心が不足していて、 親の言いなりになっているだけで、自分で考えようとはしません。 【第2条】 脅迫・注意はしない ・ 子どもの物が散乱している 「早く片付けないと、捨てるよ」(脅迫) ・ 「宿題しないとおやつは食べちゃダメ」 ・ 「いい加減にしないと、本気で怒るよ!」 命令・指示と同じように、子どもが素直にならないで、 何でも反発するようになります。 「ウチの子はいくら言っても聞かなくて・・」という子どもになります。 また学校では先生から「扱いにくい子だ」と思われてしまいます。 【第3条】 説教はしない ・「自分が欲しいって言って買ったんだよね。物は大切にしないといけないよ。 いつもそうだよね。大事に出来ないなら初めから買わなきゃいいでしょ」 (十字以上) ・「どうしていつもそんな事するの!」 ・「終わったら片付ける!何度言ったらわかるの?」 こんな事を言っても、反発されるか、 無言で母親の機嫌が直るのを待つだけで、その後は効果がありません。 お母さんがうるさいってことだけはわかりますが・・ 【第4条】 提案・忠告はしない ・母「今日は早くお風呂入って早く寝ようね~」 子「うん」(結局、遅くまで起きている) ・子「寒い」 母「何か羽織ったら?」 ・母「お風呂入っちゃったら?」 子「まだいい」 ・子「暇だなぁ~」 母「誰かに電話して誘ってみれば?」 ・母「少しずつでも早く起きられるようにした方がいいよ」 子「・・・・」 このように提案すると、子どもが素直な返事をしません。 また、母親に言われないと何も出来ない子になったら大変です。 学校でも、先生や友達とやりにくい子になります。 【第5条】 尋問・質問はしない ・母「今日、学年行事の申し込み日なんだけど、どうする?」 子「おもしろくないだろうから行かない」 ・「宿題した?」 ・「時間割終わった?」 ・「手洗った?」 そんなに子どものことが気になるんですか? 子育てに一番悪いことです。 【第6条】 勝手な想像はしない ・ 寒くなってきたから、布団から出るのが大変なのかな? (勝手に考えてもらっては困ります) ・ 疲れているのかな?今日は元気そうな顔をしている。(心配性、心を読む) ・ 宿題が多そうだな、ちゃんと出来るかな?(心配性) ・ 子「ママ、傘いるかな?」 母「降るかもね」 (会話もチグハグ。子どもは傘の必要性・母は天候) ・ 「それじゃ、寒いよ~ 別の服にしてよ~」 (子どもに寒いかどうかを体験させない) このように、不登校児のお母さんは「勝手な想像」が多いのが特徴です。 お母さんの想像はほとんど「はずれ」です。 これらのすべてが、子どもを下に見る、いわゆる「子ども扱い」です。 子どもの気持ちや心を読む心配性のお母さんに育てられますと、 自立心が育ちません。 |