今の僕、進む時間

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僕は今本気で人を愛している。

今までかわいいとか思う人はいても、愛おしいと思える人はいなかった。



幸い女子が寄って来てはくれるもの、当の本人が奥手で、特に仲が良くもならない。

まぁ人間関係に疎い人間である。



しかしそんな自分に好きな人が出来た。



<美月>



自分からメアドを聞こうかと、今までの自分では信じられない事を思ったりもした。

そしてそんな時、まさかが起こった。



「勝利君のメアド知りたいって言う人がいるんだけど･･･。」



その相手がまさしく彼女だった。



今までは女子にメアドを聞かれても、とりあえずはOKするが何を感じるというわけでもなかった。

それがその時ばかりは違った。

彼女の名前を聞いた途端体中が熱くなった。



その後もずっとニヤついていたら、

「お前きもいぞｗ」

と友達に言われた。