2008/11/14(金)02:25
春の雪
2005年の作品。
DVD 春の雪
原作は三島由紀夫。
三島由紀夫全集(13)決定版
三島由紀夫を読もうかと考えていたときに
友人からDVDがあるといわれたので飛びついた。
とはいえ、映画は原作を読んでから見たい派なので
しばらく手をつけずにいたら、
この作品は先に映像を見たほうがいいとか、
出演者リストに及川光博の名前を見つけ、平日の昼間に鑑賞。
こういう背徳感が似合う作品。
春の雪 ~清顕と聡子の追想物語~
時は身分制度の厳しい大正時代。
当時の世界中の多くの国と同じように戦争の色が濃くなっていく日本。
時が流れるにつれて、登場人物も和服から洋服に変わっていく
さまが面白い。和服にコートとか、袴にブーツのような
和洋折衷が好きなので、ついつい目が行く。
もちろん、和服の着こなしも。
さすがに若くて独身の聡子の着付けを真似することはできないけど、
それでもやはり何かと気がつくことが多い。
振袖3点セット 【リサイクル着物・アンティーク着物】
ヒロイン、聡子役の竹内結子が身につけているのは
大正時代特有のアールヌーボーを踏まえた大胆な色柄ものが多かった。
大正ロマン着物女子服装帖
ある種のクライマックスシーンである、
妻夫木聡演じる主人公清顕(きよあき)と聡子が結ばれる場面で、
最初のうちはやっと思いを遂げることができると
清顕が聡子の気持ちも知らずにむしゃぶりつくが、
想いは同じであった聡子がそっと清顕の頭を遠ざけて、
自ら着物をすべり落とす。
和服はいろいろ「補正」が入るので、それを
見られないようにするにはやっぱり自分で脱いだ方がいいよなぁ、
でこぼこシワシワ解消!ピシッと着付けで、着物美人≪decoling≫とっておき補正5点セット
と、ヒトゴトながらいろいろ考えてしまった。
もちろん洋服でも「補正」はするのだけど、基本は元の身体だからね。
期待していたミッチーはほんのワンシーンでちょっと悲しかった。
でも皇族の一員っぽい雰囲気が出ていてとてもよかった。
あの顔はやっぱり、そっち系だからね。
しかし、コレを見てから原作を読むとなると、どう感じるのかな?
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