テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:☆英国びっくり体験記!
「ロンドンに住む人々は、日々地下鉄と闘っているのだ」という名言を誰かが言っていて、いたく感銘を受けた覚えがありますが、僕もまったくもってそのとおりだと思います。
ロンドン地下鉄は、日々ありとあらゆる手段を尽くして乗客をさまざまな罠に陥れるので、毎日気が抜けません。 降りようとしていた駅でなぜかドアが開かずにそのまま発車してしまったり、信号待ちで30分ほど閉じ込められたり、急に行き先を変更したり、なんて経験もしたので、筆者もさほどのことでは動じなくなりました。 さて、今日も地下鉄に乗ろうとしたところ、駅員さんがおもむろにシャッターを閉めているので何事かと思いきや、アナウンスが・・・、 「セントラルラインは信号機故障で不通になっています。お急ぎのお客様は、バスをご利用になられるようアドバイスいたします。」 おまえらのミスのせいで電車に乗れないのに、アドバイスとはなんだ・・・、と思わずカチンとくるのはおそらく日本人的発想なのでしょう。 みな、係員に詰め寄ることもなく、もくもくと大渋滞が待ち受けるバスへ乗り継いでゆきます。 僕もまだまだ修行が足りないようです。 さて、もう一つ、ひそかに悩ましげなのは自動音声案内です。 東京と同様、ロンドン地下鉄ではいくつかの路線で自動音声案内を採用しています。 「The next station is Holland Park」 といった具合に。 これは、とても聞き取りやすいし、一応便利なものです。 しかし東京と違うのは、ときどき全然でたらめな案内をしだす時があることです。 セントラルラインに乗っていたのにどういうわけか、 「この電車はウォータールー・アンド・シティーライン、ウォータールー行きです。」 なんて、まるであさっての方向の案内が流れたりすることもあります。 また、筆者の最寄り駅は、ある路線の終点なのですが、終点の駅にあと少しで着こうか、というところで、プラットホームの空きが無くて信号待ちで10分くらい止まっていることがよくあります。 だんだん乗客もため息をついたり、いらいらがつのってきます。 と、そのとき、おもむろに案内放送が・・・、 「Please leave the train. Please leave the train. Please leave the train・・・」 と、なぜか狂ったように連呼。 こんなところで「降りろ」だなんて、殺す気か・・・。 他にも、ノース・アクトンの駅を出発し、しばらく走っていたところで突然、 「This is North Acton.This is North Acton.This is North Acton・・・」 と、連呼しはじめたことも。 遅いよ・・・。 これには多くの乗客から思わず失笑がもれました。 どうもこの機械は一度狂いだすと止まらなくなって連呼しつづける、という特性があるみたいです。 あるいは、ひょっとすると、これは英国流のユーモアのつもりなのでしょうか・・・? この先、敵がどんな技を繰り出してくるのか、ちょっと楽しみになってきた今日この頃です。 ↑本当にトンネルの大きさぴったりのロンドン地下鉄 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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