あるのおはなし帳

2022年の夏、奈良市で参院選応援演説中の安倍元総理が銃撃され死亡。
3年もの異例な期間を置いての初公判が決まった。
10月28日、午後2時に奈良地裁で行われる。

山上被告は旧統一教会に家庭を壊された。
教会と繋がりのある安倍元総理を銃撃。
その背景に同情する人も現れる。
なかには英雄視する人も。

山上被告は母が旧統一教会に入信し、多額の献金により家庭を壊され運命が狂った。
母は家族よりも旧統一教会を選んだ。
実に30年もの間の恨みを晴らしたとも言える。
山上被告は殺意を認めている。
「教団と繋がりのある安倍元総理を成敗しなければならなかった」と。

殺人は殺人。
それでも被告のバックボーンを知ると、どっちが悪なのかと思ってしまう。
彼の放った銃弾が全てを変えた。
今まで明るみに出てこなかった事柄が次々に現れた。
教会と繋がりのある政治家が何人も浮かび上がった。
釈明に追われる、その姿は滑稽にも見えた。





この裁判はどういう結末となるのかねぇ？
争点は手製の銃に殺傷能力があったか？となるらしい。
そこ？って感じもしないではないけど。
実際は彼の生い立ち、精神状況を踏まえた上で、情状面でどういう判決となるか。
また裁判で山上被告が何を語るのか？が注目されるだろう。

確固たる殺意、用意周到な襲撃。
それでも死刑にはならないと見てる識者が多い。
懲役30年、または無期懲役が妥当と見られてる。
どんな理由があろうと、ひとひとりを殺してるのは事実。
厳罰は免れないだろう。

仮に死刑判決が出たとする。
そうなると民意がどうなるか・・・。
彼によって暴かれた悪もあった。
彼の銃弾が世の中を変えたのも事実。
正しい道に導いたとも言えなくもない。
それでも犯罪は犯罪。
難しいものよね・・・どういう判決となるかね。

ここまでお付き合い、ありがとうございました
それでは次のおはなしで


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