2015/05/17(日)00:40
あの日の声を探して
今月2本目の映画は『あの日の声を探して』。
当日にその日の気分で選んだ映画。
戦争のショックで声が出なくなった子どもが主人公ということだけで選んだ。
しかし、のっけからなんとも残虐なシーンがあって、
それだけで戦意喪失のワタクシ。
もう続きを見るのやめて出ちゃおうか、とまで思った。
もともとホラーやスプラッタなど、血が出るものも苦手だし暴力シーンも苦手。
こんなシーンがあると分かっていたら、この映画は選ばなかった、絶対に。
でも、なんとか勇気を振り絞って、
せめて主人公の子どもが出てくるまでは・・・。
結局最後までちゃんと見た。
ニュースで知っている『チェチェン』の地名。
でも、その裏にこんな現実があったなんて。
『内戦』だろうが『戦争』だろうが、一方的な『侵略』だろうが
人が死ぬことに違いはないってことをよく分かっていなかったわけだ。
前に見た『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』でも、
スーダンの内戦のことで衝撃を受けた。
(4月25日付け日記参照)
冒頭のシーンのナゾが解けたところで終わり。
ハッピーエンドとはいえないけど、小さな救いはある。
でも、胸にドーンと重石を置かれたような、モヤモヤは晴れない。
『グッド・ライ』とは全く違う。
今年に入って見た映画の中で一番の『問題作』。
これは娯楽ではなくて、なんだろう。
勉強?
なんだか大きな宿題を出された気分。。。