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カテゴリ:好きなコト・モノ
5日の日記にも書いた『あずかりやさん』の2冊目。 今回も短編連作で、語り手はバラバラである。 サブタイトルの『桐島くんの青春』物語もある。 目が見えないということがどういうことなのか。 家族にも友人にもいないので、実感としては分からない。 初めての場所に行くにはやはり点字ブロックだけでは無理なんだとか、 砂浜に靴を置いていくと見つけられないんだとか、 そういう小さいエピソードの中に、 分かっていたつもりの不便さを突きつけられる。 でも、そんな不便さも淡々とした語り口で書かれると 『不便だけど不幸じゃない』ということについて考えさせられる。 今回も社長がいい味出している。 今回はうさぎやさんの特製カバーにも社長が登場。 これだけ見たら『猫が主人公の小説なのかしら?』と思ってしまう人がいるかもね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.08.15 21:23:27
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