カテゴリ:英語教室
先日、授業で8歳のA君が小テストで赤点を取りました。勿論、再試験です。
そしたら、11歳のB君が、その答案を裏返して黒板に張る、といってきかないのですよねー。 私が、「止めなさい、あなたの答案でもないのに、そんなことする必要はないでしょ」って言うと、そB君は、黒板に矢印を書いて、「これを見ちゃダメ」と付けたし、「ほーら、先生、これで誰も見ないから平気だよ、Aもこれでいいよなー」と笑ってみせ、あろうことかA君もこっくりうなずく。 私は「あほかいっっ!」と切れそうになりました。そんなことすれば、ますます注目が集まって、みんな見るに決まってるじゃないか、と。 でも、二人はそれを強く否定し、誰も見るはずがないと言い張って、しっかりそれを張ったまま、「絶対動かさないでねー」と念を押して帰りました。 結果は、みんな見たよ、勿論。次に来た生徒たちの全員の質問の的。A君のテストの点は皆の記憶にきざまれました。こっちの生徒たちも、見るな、と言ってもきかないのですよねー、当たり前ですが。 私がはがせばいいのだろうけど、私はクラス全体のまとまりみたいのを重視してます。今の子供というのは、集団で協力してなしとげる、というのができないから。失敗してもいいから、みんなで一つのことをなしとげて欲しい。 それに、B君がそれをそこに張ったのは、理由があるように思えます。 B君とA君の家は隣どうしで、B君は年下のA君の世話をしょっちゅうしている。その上、A君は、自分にとってしんどそうなことがあると、B君にやってくれとわめきちらすので、やってあげているB君は、A君に貸しがあるような気持ちでいると思う。 その分、からかったり、ちょっとした意地悪をいつもしていて、答案も、実は、風でぺらっとはがれたりするのを期待してるフシがあったんですよねー。 それが、こういう時にあらわれる。根本がそれなので、普段から、A君には「自分のことは自分でしろ」といいきかせて、B君には「考えなしの余計なことはするな」と言ってるんだけど、二人ともひどくなるばかりです。 そういう時だけ二人で結託します。お互いに損になるから止めた方がいいと思うんだけど、言うことが難しすぎるんでしょう、頭から拒否するんですよねー。 子供とはいえ、人間関係ってほんとうに難しいですね。二人がこれから変な関係になっていかなきゃいいけど。 ま、小テストはみんな落ちるし、答案なんかしょっちゅう忘れていってるからいいけど、生徒たちも、お互いの成績は把握しあってるからいいけど。 でも、大きい問題でこういう余計なことを「絶対する」と主張しないで欲しいもんです。よくされるんだ、コレが・・。大変な時は、怒鳴りつけて止めさせるけど、納得してないし。 あーあー、うまい対処の仕方、ないもんでしょうかねぇ・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年07月26日 10時54分46秒
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