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鏡が光る勝利の間は、人が多くなりすぐに移動。
この2日間おかゆとバナナの私も、お腹が空いてきた←体調復活! そこへずっと一緒に同行している、インド人の添乗員ギリさん登場。 日本に行ったことがないのに、丁寧なとても美しい日本語を話します。 そこでギリさんと、ランチをすることに。 私ともう一人以外の9人は、スケッチに集中するそう。 その為、朝食の時のパンとかバナナを持ってきていました。 皆さんすごいなぁ~。私は2時間しか集中できない、へたれなのでした(笑)。 城内にあるカフェに入る。 ここはインドっぽくない洋風のカフェでした。 そこで野菜コロッケが入っている、ベジタブルバーガーを注文。 このベジバーガー、とにかくとびきり美味しかった! 私は日本で、ハンバーガーを食べることはまずない(断言)! しかし久々の食欲からか、絵を描いてお腹が空いていたのか。 泣きたくなるほど(マジで)本当に美味しかった。 また一緒に注文したエスプレッソも美味しい。 これで合わせて160円くらい・・やっとインドの物価に近くなった。 ランチ持参ではないもう一人は、私と一緒に象に乗ってすごんだA氏。 やはり私と似ていてアウトロー(笑)。 彼も合流し、一緒にベジバーガーとコーヒーを楽しむ。 ふと私たちをみて、一緒に食べていたギリさんが言った。 「あの・・私を描いてもらえませんか?」 お腹がいっぱいになって元気が出た私とA氏。 「もちろん!では早速描こう!」 外のテラスに出て、ギリさんに陽のあたる明るい場所に座ってもらう。 思い起こすと、電車で寝ている人や、作業している人は今まで描いている。 しかし相手に渡す前提で、絵を描いた経験は少ない。 描きながらそんな事実を思い出し、少し緊張する。 私もA氏も一点集中型のタイプで、描くのもかなり早い。 ちょうど10分くらいで、二人とも絵を描きあげた。 サインをと入れてギリさんに渡す。 ↑私が描いた絵を持つギリさん すると一緒に添乗しているアメさんも通りかかる ↑英語とヒンズー語を話すイケメン添乗員 何かを察したか、A氏は「アメさんも描こうか?」。 アメさん、少し照れながら嬉しそうにうなずく。 そこでまた二人で、アメさんを囲んで絵を描き始める(笑)。 スケッチをする時は、まずその対象をじっくり見る。 するとじっと見るものだけに見せて(魅せて)くれる姿が見えてくる[m:66]。 私は左側からアメさんを描いていた。 見ていると、なんとも整ってキレイな顔立ち。 イケメンのアメさん、視線が合う位置ではなくて良かった~と。 ちなみに正面で描いていたA氏「ヤバイ、キレイすぎて緊張!」と(笑)。 そしてアメさんに、描いた絵を渡した。 嬉しそうに大切そうに受け取ってくれた。 アメさんは、バッグを持たない。 身ひとつで、身軽に街中を歩くアドバイザー。 その為、渡した絵が折れないように大切に大切に持ってくれている。 そんな姿を見て、なんだか胸が熱くなった。 ホテルまでの途中の休憩場所。 アメさんは、そこで周りのインド人にも似顔絵を見せていた。 シャイなアメさんが、とても嬉しそうに話していた。 その夜は、夕食後に最後の絵の発表会。 皆さん、大きな絵を描きあげていて素晴らしい。 私は寝込んでいたので、アンベール城で描いた2枚の絵。 そしてホテルの部屋からの景色のみ。 今回の私のインド最後のスケッチ。 それは、ギリさんとアメさんを描いたもの。 もうプレゼントして手元にはない。 発表会の場でも、見せることはできない。 しかしアメさん、絵をあんなに大切に持ってくれていた。 私が日本に帰っても、絵はインドに残ってくれる。 そしてギリさんや、アメさんの家族や友人。 絵はみんなに見てもらい、ここインドで息づいてくれるのかもしれない。 スケッチをする私を、あたたかく見守ってくれたインドの人たち。 そして様々な顔を見せてくれたインドの街。 そこにほんの短い期間の滞在だったけど。 自分の小さい足跡を残せたような・・そんな気分になった。 明日朝は、帰国の飛行機に乗るためデリーへ。 インドの旅も、終わろうとしています。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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