自分と子どもを放射能から守るには
今日からできる! キッチンでできる!チェルノブイリからのアドバイス2003年ベラルーシにて、この本の原書は、放射能の中を生きるベラルーシ人のために、ベルラド放射能安全研究所よって刊行されました。海外で翻訳出版されるのは、この日本語版がはじめてになります。著者のバベンコさんは言います。「これまでにこの情報がチェルノブイリ以外で必要だったでしょうか?」「まさか日本語にしなければならないときが来るとは思わなかった」と。本書は、放射能が降った自分たちの大地で、家族を守り、生きてゆくために、知っておくことと、実際にどうすればよいのかを伝えています。同研究所は放射線医学や原子力工学の研究とは一線を画し、チェルノブイリ以降、汚染地域住民の目線に立った「放射能から住民を守るため」の研究を長期にわたり行ってきました。その集積と経験にもとづくアドバイスを、住民、とくに親たちに向け、やさしい言葉で記しています。目次チェルノブイリ事故から25年。時を経てわかった放射能の中を生きるすべとは。ちゃんと知って、ちゃんと食べて、賢く生き抜く12Files第1章 知って守るFile1チェルノブイリ原発事故のこと File2放射能とは? File3放射能はどのようにして体に入る?File4放射能が体に与える影響 File5食品の放射能測定と暫定基準値 File6体内放射能を測る 第2章 食べて守るFile7キッチンでできる食品放射能の減らし方 <野菜・くだもの、きのこ、乳製品、肉類、魚介類>File8放射能から体を守る食生活 File9ペクチン剤とは? 第3章 この地で生きるFile10汚染地域で畑や家庭菜園をするには File11汚染地域で生きるためにするべきこと File12いっしょなら簡単に! 【著者情報】(「BOOK」データベースより) バベンコ,ウラジーミル(Бабенко,Владимир)ベルラド放射能安全研究所・副所長。1952年生まれ。ロシア連邦カリーニングラード州グワルデイスク市出身。国立ベラルーシ大学地理学部卒。1993年からベルラド放射能安全研究所に勤務。体内放射能測定室室長を経て2009年より現職辰巳雅子(タツミマサコ)1995年からベラルーシ共和国ミンスク市在住。1997年からボランティア団体「チロ基金」代表。ベラルーシ国内のチェルノブイリ事故被ばく者へ支援活動を続けている今中哲二(イマナカテツジ)京都大学原子炉実験所・助教。1950年広島市生まれ。1973年大阪大学工学部原子力工学科卒業。1976年東京工業大学大学院修士課程原子核工学修了。1976年4月より現職。原子力利用のデメリットを明らかにするための研究に従事。主な研究に、広島・長崎原爆による放射線被ばく量の評価、チェルノブイリ事故の影響の解明、セミパラチンスク核実験場周辺での放射能調査など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)【送料無料】自分と子どもを放射能から守るには