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カテゴリ:スポーツ
ブリザードオブ2006の後、ねぐせ君とじゅんぞうさんが2度目にやって来たブリザードと共に日本から、年末にご帰省された。実は今回そのことを書くつもりだったのだが我が家に異変が起きたので(?)そちらのほうから日記を書いていきたいと思う。(と、言うか、書きたくてしょうがない。爆)
ねぐせ君達がご帰省中,実はアービーのファンクラブもコロラドに遊びにやって来た。実を言うと今回初めて私はファンクラブと合流したのだが、アービーがいない分やっぱりちょっと静かだった。年末の試合を見た後、私達は彼らと共に食事をしたのだが、その時に爆弾情報を手に入れてしまったのだ。と、いうのは、ファンクラブが2007年モントリオールツアーを計画していること、しかもヨーロッパ人だから休暇も多く、おおよそ2週間に及ぶツアー、モントリオールだけでなくオタワやフィラデルフィアと言った相手チームのアリーナにも行くという。それだけで、もう私はすっかり羨ましくなっているというのになんと彼らはその間にアービーと一緒に夕食をする、というではないか!!! 実を言うとアービーがモントリオールに行ってから彼らの試合はよく見るようになったのだが、そのたびに「ホッケーのメッカ」と言われているこのチームを本場で見たくなっていたのだ。テレビで中継を見るたび彼らの声援の大きさに驚き、彼らのサイトを見るたび古いチームならでは(モントリオールはオリジナル6と言ってNHLが作られた一番最初からあるチーム。その他はトロントメイプルリーフ、ニューヨークランジャース、デトロイトレッドウィングス、ボストンブルーィンズ、シカゴブラックホークス)の歴史の長さ、代々から受け継がれてきたファン層に興味を持ってしまったのだった。 それでなくとも行きたかった場所の上、アービーと食事付きとなると、毎夜のようにモントリオールに行っている自分を夢で見ては溜息をついた。 会いたいな~。アービーに、もう一度。 見たいな~。アービーの勇姿。 「ホッケーのメッカ」を満喫してみたい。。。。 それからしばらく、だんなに事あればモントリオールに行かないか、誘うようになった。 「フレンチカナディアンだもん、おいしいもん、いっぱいあるで~」 「フレンチカナディアンだもん、かわいい姉ちゃんもいてるで~」 「フォワグラ、食べに行こうよ」 だんなは私を横目で見ながらコホン、と空咳をして痛いところを突っついた。 「どうせ、アービーの試合が見たいだけだろ?」 間髪を入れず、咄嗟に私は 「ちがう!一緒に食事したいだけ!!!」 。。。。。。。。。。。。。重い沈黙。。。。。。。。。。。。。。。 「しまった!!!」とは思ったものの、後の祭り。 だんなはまだ私を横目で睨みつけたままだ。 「ち、ちがう!ほ、ホッケーのメッカを本場で見たい、って言いたかったのよ!!!」 。。。。。あぅあぅ~~~。。。。 カラカラまわる虚しい言い訳。。。。(爆涙) その会話があって以来、私はしばらくモントリオール行きの話を避けるようになってしまった。(汗)いくらなんでも公にこうも堂々と別の男と一緒に食事がしたいなんて言われてしまった、16,7年生活を共にしてきただんなが哀れである。まるで「私は浮気がしたいのよ!」と言うのとさほど変わらないではないか。。。。(涙) そうして私はテレビで映るモントリオールのアリーナを見ては溜息をつき、ウェブで安く飛行機とホテルのチケットが売っていないかサーフするだけだったのだ。行きたい気持ちは山々だったのだが、さすがにだんなに申し訳なく、半ば諦めていた時、ファンクラブからメールが届いた。その内容は「アービーとの夕食はどうやら4日、デイゲームの後になりそうだ。ただ、確認がとれないままなので9日になってしまうかもしれない。」 う~む。。。。。 だから、諦めてたんだってば。。。。 涙をこらえながら私はトレードの噂が消えないアービーの事だ、もっと近くにトレードされてから会いに行こう、そうまで思っていたのに。。。。。 こうしてファンクラブからメールが届くとやっぱりソワソワして落ち着かない。 そんな中、だんなとだんなの家族の間でゴタゴタが起こった。だんなのストレス度は測りきれず、私はこの状態でモントリオールのことなんか切り出せる度胸も神経もなかったので放っておいたのだった。ところが、ゴタゴタの続くそんなある日、だんなが仕事から帰っていつものように一杯飲んでいた。私はその横でテレビを見ていた。だんなはやけに機嫌がよく思いがけない事を言った。(その思いがけない事も書いてしまいたいのだが、かなりの一大事なので次回におあずけ。笑)だが、私はちょっとホロ酔ってるし、明日になれば覚えていないかもしれないから、と思い、「もう2、3日、考えてみよう。」と言ってその夜を越した。次の朝、私がコーヒーを入れているとだんなが元気な顔をして 「行っておいで、モントリオール。楽しんでくればいい。」 昨晩、ホロ酔って言った一言を繰り返し、ニッコリ微笑んだ。 マジ~~~!!!! ウソ~~~~!!!! うは~~~~!!!! うきゃ~~~~!!! 言葉にならない言葉を並べ続け、私はだんなに抱きついた。 アービーに会えるんだ。また、あの大好きなアービーに。 ホッケーのメッカで。 夕食はあるかないかわからないけど。 私はだんなになぜ急にそんな事を言ったのか聞いてみた。 彼はただ、ポツリと「やりたい事をやりたい時にできるんならやったほうがいい、と思って。お前にとってモントリオールに行くというのにはとても意義があることなんだし。」と言った。私はもう、ベレベレラブラブ状態に陥ってしまった。 金曜日の朝早く、私はコロラドを発った。だんなが見送り場で「いっぱい楽しんでこい。」と抱きしめてくれて、私はちょっぴり切なくなったが「一杯お土産話、持って帰るね、行かせてくれてありがとう。」と答え、彼のほっぺにキスをして空港の中へと入っていった。 これからの珍道中など、予期もせず。。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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