11日

　昼　台風が来るというせいで、家にこもって2004年制作の「下妻物語」を見たわ。
今をときめく中島監督の作品よ。女同志の話を男の監督が撮って、こっちがカユクなるようなことってよくあるけど、そんなことがまったくなくてよかったわ。おバカな感じの土屋アンナは最高にかわいいし、哲学的なフカきょんも、テレビでアイドルしてるのがもしかして演技？と思えてくるわ。とにかく、評判にたがわず面白かったわ。

　夜　2009年制作の伊坂作品「重力ピエロ」を見たわ。
　原作読んでないと思ってたけど、途中からストーリーに記憶があったので、どこかで読んでたのね。こんどから、読書日記もつけなくっちゃ。
　「チルドレン」「ゴールデンスランバー」と比べると、とっても日本映画らしい映画になってたわ。加瀬亮さんがほんとにどこにでもいそうな兄”泉”役をやっていて、情緒性があって、とてもオーソドックスで佳作だったわ。弟”春”は逆にどこにもいなさそうなんだけどね。

　同じ作家の作品でもこんなに撮り方がちがい、こんなに質感や見終わったあとの感想がちがうのかと改めて人間の想像力について考えさせられたわ。