夢を叶える歩き方

2008/07/05(土)00:01

味見をしてみて

◇看護・医療(95)

深夜の病棟でラウンドをしていたら、何か物音が聞こえてきました。ヘルパーさんも、そのパチパチと聴こえる小さな音に気付き、二人で空調の音でもない、その音のする方へと すると非常等の明かりだけが浮かび上がったホールの窓に行き着き、雨が窓にあたる音と判明。。。気付いて二人して苦笑い。+  +  + 話は変わって、うちの病棟は、内服薬のほとんどをナース管理をしています。実際に私が内服したことがある薬もあれば、したことがない薬もあって、これってどんな味なんだろうと興味が湧いて試すことがあります。今朝、介助で与薬した薬もその一つ、Rpグリベック 知っている方は知っているグリベックは腫瘍に対する薬。そして数日毎の与薬するとき、その患者さんはめちゃめちゃ変な顔をされ、ん~。匂いは無いけど、果たしてどんな味なのか??? その患者さんの嚥下状態に合わせ、とろみをつけて内服できるよう粉砕されていましたので、袋にかすかに残った粉をあるとき試しに舐めてみました、すると… 『・・・・!!!』すんごく苦い~~っ。しかも、歴代No、1を飾る強烈な味。これまでにインパクトがあったものといえば、喉などの粘膜保護剤のアルロイドGを遥かに凌ぐ味。アルロイドGのソーダー飴のような第一印象の匂いや味のあとに口腔内にまとわり付く特有の感覚も苦手だけど、胃薬の健胃散の苦味も凄いけど、アミノ酸製剤のアミノレバンENをフレーバーで味を付けても残る無機質な味も、内服用バンコマイシンの苦味(単シロップを加えると割と飲みやすい)も、 これは遥かにかる~く超えます。 症状のない私が、味見をすることがどこまで良いことかは別として…知ったことで介助するときに変化がでました。 薬剤師にも相談してみましたが、あまりパッとした味をごまかすものは無いとのこと。そこで、他の内服薬はとても甘い味でしたので、←またも味見してます(苦笑)出来るだけ少量のとろみで混ぜて、ほかの甘い薬で混ぜたり、中央がグリベックで周りに甘いのがくるようにしたり、とろみをつけた水を沢山飲んでもらったり。 まだ工夫点はあるかと思います…。  以前の職場で、私がアルロイドGを味見して変わったことは、食事をされる前に患者さんに与薬する際、苦笑いしながらナースステーションに取りに来られた患者さんとの会話です。”まずい~、もう一杯!”の青汁のCMをもじったり、バーカウンターのような状況を演じ、患者さんも調子づいて笑いながら与薬したり、味に対するクレームも静かに傾聴できたり、頑張って内服する姿にエールを贈ったり…。 実際に試したり、試さなくても情報としてそれがどんなものかを伺うことを通して、単に内服してもらうから、対応の仕方が変わってきたときのことを思い出しました。たぶん、あれから味見を色々とするようになったんだろうな…。   今朝は雷が盛んに見える大雨でしたが、勤務を終える頃にはすっかりと晴れ上がって、外は熱気を感じる空でした。ナース用のランキング、北海道ブログランキングに参加中 ぽちっと応援してもらえると嬉しいです!   

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