カテゴリ:読書
本屋さんをうろうろしていて、ふと目に入った『 天使と宇宙船』
フレドリック・ブラウン著の文庫本。表紙が黄色で目立ったのもあったのでしょうが、急激に読みたくなって、家のどこかにあるはずだと思いながらも購入してしまいました。 もともと、大好きな漫画家 坂田靖子さんが、橋本多佳子・波津彬子両氏との合作で出した『フレドリック・ブラウンは二度死ぬ』で知った作家なのですが、この狂気の具合と奇想天外の具合が妙に心地よく、(時々、良くわからない作品もありますが)特に短編が好きで、ほとんど翻訳されたものは読んでいるように思います。 それで、懐かしさと、あの狂気の世界をもういちど!ということで、手にしてしまったのでした。英語の言葉遊びもたくさんあるので、充分に楽しめているかどうかは自分次第のところもありますが、あの独特の世界ははまると抜けられない気がします。 昔好きだったのに忘れていた本に出会うと、ふと懐かしく、読み始めるとまたわくわくするのは年を取った事なのか、でも年を重ねたから出来る楽しみなのか。 ちょっと家の中を捜して、他の作品も読み返してみようと思っております。 こちらが、「フレドリック・ブラウンは二度死ぬ」 原作に忠実で、しかも映像化が見事な、原作を邪魔せず、魅力を倍増させているマンガです。 文庫で読めるんですね。知らなかった・・・ こちらが、「天使と宇宙船」の紹介です。 東京創元社のページからです。 小西宏 訳 初版:1965年03月26日 ISBN:4-488-60502-8 Cコード:C0197 叢 書 : 創元SF文庫(SFフ-2-2) 定 価 : 税込693円(本体価格660円) ●有栖川有栖氏推薦「切れ味がよくてスマートでアイディア満載の作品」 2つの太陽間を8の字形の軌道を描く惑星上では、何が起こるか? 18万年前に生まれた男から届いた手紙とは? 電力を失った20世紀文明は? 悪魔と坊やとの大決戦は? 創元SF文庫第1弾となった『未来世界から来た男』で絶賛を博した著者のSFとファンタジー、男性も女性も大人も子供も楽しめる傑作中短編全16編を収録。解説=厚木淳/本文イラスト=司 修 ●収録作品 「悪魔と坊や」 「死刑宣告」 「気違い星プラセット」 「非常識」 「諸行無常の物語」 「フランス菊」 「ミミズ天使」 「大同小異」 「ユーディの原理」 「探索」 「不死鳥への手紙」 「回答」 「帽子の手品」 「唯我論者」 「ウァヴェリ地球を征服す」 「挨拶」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月28日 13時42分47秒
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