19日はグロリアアンサンブルさんとともにクリスマスコンサートに出演して参りました。
写真を見ていただいてわかりますように、会場となったアイビーホールのグロリアチャペルはとっても素敵な教会です。
コンサートプログラムは第1部にヘンデル作曲オラトリオ「メサイア」より抜粋演奏。
2部はクリスマスキャロルやクリスマスソングを集めサンタやトナカイが登場する楽しいステージでした。
お客様もほぼ満席に近くたくさんの皆さんが忙しい中、足を運んで下さいました。
メサイアは私にとってとても思い入れがある曲の一つです。
大学院に入って大好きなメサイアのソリストオーディションを受けれる!と思った時にメゾソプラノだった私は、アルトでは低すぎるしソプラノは大学の規定でメゾの人は先生の許可がないと受験できないという状況だったためにオーディションを断念せざるをえませんでした。
二期会に入ってからはソプラノになりましたが、宗教曲のソプラノソロというのはオペラアリアよりも繊細なテクニックをかなり必要とするため「ソプラノになったからじゃあ歌おう」という具合に簡単には歌えません。
幸運にも英語の歌研究会で藤井多恵子先生とめぐりあい、舞台英語の発音を教わることができた事をきっかけに少しずつ勉強を続け、古典の曲目が必要とされるコンクールで歌ったり、英語の歌研究会のコンサートで歌ったりと舞台にのせる経験を積んできました。
そんな折に今回のコンサートのお話を頂き、念願かなってお客様の前でメサイアのソプラノソロを歌う事が出来ました。
それもこんな素敵な教会で。
神様からの少しだけ早いクリスマスプレゼントを頂いたような気持ちです。
今回はメサイアの1部だけでしたが今の私にはそれで充分です。
また勉強を続け、いつか2部、3部と歌う事を目標にこれからも頑張ろうと思いました。
ああ。幸せな音楽の時間でした。