らぶふみ紹介頁らぶふみ賞に選ばれたらぶふみ、最終選考の候補に残ったらぶふみを皆様にご紹介するページです。らぶふみに記された色んな人の、様々な想いを味わって頂ければ幸いです。 (受賞者・応募同意の上、イニシャルでおおくりします なお、この文章の無断転載(一部抜粋・加工も含む)を禁じます また、各らぶふみについていますタイトルは、応募者がつけられたもの、私達が勝手につけたものとがあることを記しておきます。) 第一発目は、らぶふみ賞に選ばれたらぶふみ「Eちゃんへ」です。 ――――――――――― Eちゃんへ いよいよ、行ってしまうんだね。 一緒に過ごした高校三年間、本当にいろんなことがあった。 君を初めて見たのは、Mに紹介されたとき。 どんぐり頭の明るい子だという印象だった。正直言って、俺の好みじゃないと思った。はじめは・・・ MとEちゃんがつき合いはじめ、二人はどんどん近づいていった。近くで見ていて、本当にうらやましく、そしてせつなかった。何より、EちゃんがMを本当に好きなんだとわかって、本当のことが言えなかったんだよ。 実は、EちゃんがMあてに書いてた手紙の返事は、俺が書いてたんだよ。わからなかっただろうなあ・・・・ 手紙の中で、将来のこと、家のこと、悩み、いろいろ書いてきたね。 Mに”お前が書いてくれ”と頼まれた時は、めんどくせえーと思ったけど、書いてくうちに、Eちゃんのことどんどん好きになっていった。明るく見えても、本当は、弱い子だとか、真剣にいろんなことを考えている子だとかわかって、好きになっちゃいけないのに、好きになってしまった。 苦しかった。親友の彼女を好きになり、Eちゃんに「Mの手紙を読むと、とっても元気がでる」って言われた時は苦しくて「俺が、実は書いてんだ」と何度言おうとしたことか・・・・。でも、本当にEちゃんはMを好きなんだとわかっているから、言えなかった。 いよいよ、K県の大学に行ってしまうEちゃん。頑張って先生になる夢、かなえてほしい。 そしていつか先生になった時は、俺の子どもを教えて下さい。 ごめんな。そして、頑張れよ!! H ―――――――――――― らぶふみ紹介第二弾は、最終選考の候補に残ったらぶふみ「キャンディ」です。どうぞ。 ――――――――― 物陰からうかがうようにして、わたしがひとりになるのを待っていたあなたから。 こちらを見ようともしないで、 赤くなった顔を隠すようにして ぶっきらぼうに押し付けられた飴ひとつ。 「元気になるから」と。 その一言へのご返事です。 どのくらいの思いで握っていたのかな。 すこし溶けて紙包みに張り付いていて、人肌にぬくもったあたたかなキャンディー。 生き方に不器用な人だろうなと、そのとき思ったの。 それでも あなたは信じられる気がした。 傷つき、痛みだらけだとおもっていた日常に広がる やさしさに感謝して。 照れくさいけど言葉にします。 あなたが好きです あなたが好きです。 何年たっても、結婚しても、これからも。 あの日、あなたへの思いの甘さに、今でも酔っているわたしです。 ―――――――――― 第三弾は、「今までありがとね」というらぶふみです。 ―――――――― Dear Y こんな形ではなれることになってごめん。でももう、友達としてYに彼女ができたりするのを見ているのは耐えられなかった。 親友という関係を壊すのが怖くて、心のおくに封印してた気持ち。でもそんな恐怖よりも、Yを想う気持ちのほうが何倍も大きくなって、一生口にしないと決めてた言葉を伝えてしまった・・・ごめん。 冗談や笑いで流さず、ちゃんとMの気持ち受けとめてくれて、ありがとう。 どうしたらMを傷つけなくてすむかって、いっぱい考えてくれたんだよね。そんなYの優しいところや、マイペースで個性が強くて、不器用だけど一生懸命で、Mにはないものを、Yはたくさんもってて、そんなYがMは大好きだよ。 これから先、Y以上に好きになれる人に出会うことができるのか正直わからない。だけど、Yとであって親友になれていっぱい一緒にいろんな思いでつくって、ここまであなたを好きになったこと後悔してないよ。 『恋人になってしまったら、いつか別れがあるかもしれない。だけど、友達なら、いつまでも一緒にいれる、だからMは友達のままで、ずっと一緒にいたい』というYからの返事。すごく嬉しかった。 でも、もう、前みたいな友達には戻れないよ・・・。でも、いつかまた、お互いに笑って会える日を楽しみにしてるから。それまでにいい女になってやるんだから。Mをフったこと後悔させてやるんだから!! 覚悟しといてよ!! それじゃあ、元気で。今までありがとね。 バイバイ。 From M ――――――――― 第四弾は、「J」というらぶふみです。 ――――――――― 横浜スタジアム前J(レストラン)であなたを見かけて以来、随分時が流れましたね。私は一目ぼれではなかったですが、段々とあなたに魅かれていきました。 去年の六月、スタジアム前Jが閉店すると知って以来、私は慌てました。だってMちゃんと会えなくなるから。毎日それだけが楽しみだったのに・・・。でも私は勇気を出しました。友人の力も借りたけど、あなたと話しました。そして次のバイト先、今の職場でもある横浜北幸Jを教えてもらえました。あなたは深い意味はなかったとは思いますが、私は喜び、少なからずの好意を持っていてくれているのかな?なんて、勝手な想像をめぐらせました。本当に嬉しかった。だって又、あなたに会えると分かったのですもの。 それから、北幸J通いが始まりました。土曜日は毎週友達に付き合ってもらって通いました。そして今も通っています。あなたは、そんな私に気付いてか、気付かないでか、少し冷たい素振り。私は迷いました。毎週あなたに会える、その幸せをとるのか、振られるのを覚悟で告白するか、と。私は前者を選びました。只、見ているだけでいいと。でも、今、今日、思い(想い)を伝えます。振られるのを覚悟で、勇気を出して言います。「私はあなたが好きです。その想いを分かって下さい」と。最初で最後の手紙になるかもしれません。それでも、この世にこんな馬鹿な男がいることだけは覚えていて下さい、いや、あなたに幸せを貰った、世界で一番幸せな男がいたということ。そのことは忘れないで下さい。返事はいつでもいいです。私は覚悟は出来ています。付き合うor振られる、Mちゃんの素直な心でいいです。 偽りはいりません。同情はいりません。頂けるなら愛情を。 すみません、長くなりました。では、この辺で。 A ――――――――― |