|
カテゴリ:会期中スナップ
円山教室の廊下では子供の声とどこか懐かしい音楽が毎日響いていました。 音声センサーで人が教室に入ろうとすると無音になるようにセットされていました・・・・。(作者の要請で作った我が生徒技術スタッフの力作。) ここで使われていた子供の声は「周南市内K小学校」のリアルな児童たちの声。 また、懐かしい響きの曲は映画「らぶふみ」で使用されていた挿入曲を逆回転で再生した音です。 藤井孝美さんの作品は小さい黒板が床に百数十個置いてありました。 それぞれにはらぶふみスタッフから集めた大事な言葉が記してありました。 それぞれが落書きもできましたし、移動もできるようにもしてありました。 それはそれで観る人は楽しめたと思いますが、やはり大事な思いは書いても消しても他人には消せるモノではありませんでしたね。 また、その日の終わりに毎日、作者は日付の書いてあるラベルをそれぞれの黒板の下の床に貼っておきました。 それぞれラベルの色は違います。 それは時間の経過を記しておきたいため・・・・。 会期中10日間分のラベル全部を黒板を取り除いていくと最初に設置してあった場所からどれだけそれが広がっていったかわかるようにしてあったのです。 その様は上から見ると真ん中にあった机を中心に花が咲いているようでもあり、文字通り『廃校に華を咲かせましょう』。誰もいなくなった廃校を人の想いでいっぱいにしようという、らぶふみのテーマそのものの作品になっていました。 でも その最期の華を観ることができたのは、一週間後片付けに行った一部のスタッフと作者だけでしたが・・・・・。 大輪の花も見応えがありますが誰もいないところでひっそりと咲く花も美しい・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.02.05 01:10:41
コメント(0) | コメントを書く |