今朝方の地震、ビックリしましたね。被災地の方大変です…。
普段は地震が来ても平気な顔をしてお腹全開で寝ている猫達が、ゆれている間中
ウロウロしたり鳴いたりしてたので、これはココは大したゆれじゃないけどきっと
震源地では大きい地震か、もっと大きなゆれが後から来るのかも知れないと思い
慌てて猫達の非常荷物やキャリアーを出しました。
父は子供の頃自分で飼っていた猫が丁度子猫を産んで授乳していた時に、
大きな台風が来て近くの川が決壊した経験を話してくれたことがあります。
祖母に「あんたの猫、押入れの下の段は産室に使っていいと許したけど、
上の段は困るわよ。自分で面倒見るって約束で飼った猫なんだからちゃんと
責任とって下の段だけで子育てするようにあんたが猫に言い聞かせなさい」と
学校から帰ってきて怒られたそうです。それで慌てて押入れに見に行ってみると
母猫がせっせと子猫をくわえて上の段に移動させていたそうです。
「おまえ、それは約束が違うじゃないか、上の段はお袋に怒られちゃうから使っちゃ
だめだよ」と子猫を下の段に下ろすと、また母猫がくわえて移動させてしまったそうです。
何度か父が下に下ろす、母猫がまた上に戻すを繰り返している間に、川が決壊して
洪水になり水が床上まで上がってしまったそうです。水はかなり上まで来たそうですが
押入れの上の段までは上がらなかったとか。母猫は下の段にいたのでは子猫が
死んでしまうと本能で予測して必死に子猫達を避難させていたんですね。
父も祖母も母猫が子猫を守ろうとする親の愛情を目の当たりにして、それ以来
「猫はどこに入ってもお構いなし」というルールになったそうです。また、動物がそうやって
日頃とは違った行動をしたら、人間はそれに注意していれば難を逃れることが出来る
のだと、動物の本能の予知力を尊重するようになったそうです。