同じ種類の猫でも、その出産&子育てには随分違いがあります。
特に当家の猫達は交配した男の子が同じだったり、母猫が同じだったりと
生まれて来る子猫達は片親が同じケースが多いですから同じように妊娠出産&
子育てをすると当初は思っていたのですが、これが全然違うんです。
最初にブリーディングしたアリシアさんとカイザーのカップリングの場合は、
超安産の姫ちゃんの出産と比べて考えると、アリシアさんはやや難産だったと
思います。全部の子猫が生まれるまでに丸1日かかった時もありましたから。
そして生まれた子猫達は生み出された疲れでぐったり。。。呼吸が止まって
いたりはしませんが、産湯で温めてタオルで拭きながらマッサージして、それから
やっとひと心地ついてお乳を飲む気になるというか飲む気力が出てくれるのですが
それまではとてもお乳に吸いつけるような状態じゃないです。
体重は80g~120gぐらいで決して小さい子猫ではないのに、とても未熟な感じ
というか、頼りない感じで生まれてきます。そして育ちの遅い感じでいつまでも
手の掛かる子猫達です。
アリシアさんもそれらの子猫が心配なのか、トイレ以外は子猫のいる猫ベッドから
1歩も外に出ず、ひたすら子育てに専念します。アリシアさんのご飯とお水は
乳母の私めが、アリシアさんのそばまでお運びするのです(~_~メ)
また、アリシアさんはお乳の出がとても良く、生まれたばかりの小さい子猫が
飲むぐらいでは飲まれ足りなくて、お乳が張って痛いのでしょう。レガッタボートの
コックス宜しく、子猫が眠くなってお乳の吸い方が弱くなると『活』を入れて
叩き起こして飲ませてました。まるで体育会系のしごきみたいです(激爆)
そして育児に疲れると私の膝の上に子猫を1匹ずつ銜えて運んで来て、
「ちょっと一休みする間、面倒みててね」と子猫がいない部屋に行って、
部屋のど真ん中で大の字になって爆睡しちゃいます。ひとしきり爆睡して
スッキリすると私のところに戻って来て、「子猫のお世話ありがとね、また猫ベッドで
育児に励むわ」と私の膝の上の子猫を銜えて猫ベッドに運んで行きます。