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ラブ・グリーンの翼とは
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1.活動の内容
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当会は1985年「国際青年年」「国際森林年」を記念してオイスカと福岡県が共催して実施した熱帯林再生プロジェクト「若人の翼」の参加者162名によって、帰国途中の飛行機のなかで結成されました。以来32年に亘り、「継続こそ力なり」を合言葉に延べ1,370名の参加者によりフィリピン・ミンダナオ島、マレーシア・サバ州、フィジー・ビジレブ島、タイ・ソンクラー湖畔・ラノン海岸線、インドネシア・ロンボック島において572千本を越える植林活動を展開し「福岡の森建設」
「マングローブ・プロジェクト」 さらにはオイスカ「子供の森計画」支援を実施しています。
当会は、「木を植える」という意識が低いアジアの国々に直接出向いて、現地の人々と一緒になり荒れ果てた山や川に緑を取り戻すことこそ重要なことであると考えています。
また、危機に瀕した地球環境に対して「木と気を植える」という緑化活動「ラブ・グリーンの翼」派遣をはじめ、「地球家族」という観念にたった環境保護の意識を広めるための環境フォーラム・募金活動を実施しています。
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2.目標と今後の活動予定
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今日、21世紀を迎えるにあたり地球規模の環境破壊は未来への脅威として認識され、人類共通の最大のテーマとなっています。21世紀のキーワードは「環境問題」であり、美しい「母なる地球」を次世代の子供たちに残していくために、私たちは、今後も引き続き民族・国境を越え、国際家族すなわち「地球家族」という観念にたった環境問題への取り組みをより一層推し進める必要があります。
2004年12月に起きたスマトラ沖大地震による津波等の災害に対して、過去、私たちが植林したマングローブ林の有効性が確認されています。
今後も、「福岡発」という市民レベルでの海外協力・国際交流事業として、子供たちを主役にしたアジア諸国での「ラブ・グリーンの翼」によるマングローブ植林プロジェクトを実施します。
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3.地域社会との関わり
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「継続こそ力なり」を合い言葉に継続したことによって、現地において十数年の歳月とともに植林意識は変わり、今では国を挙げて積極的に植林運動に取組まれるようになって参りました。
一方、福岡においては、1996年から福岡経済圏の中で200社の会員を抱える「博多21の会」の参加を得て、新たに「点から面へ」輪の拡がりができ、コーポレートシティズンシップという企業市民として環境問題への取組みが推進されています。
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4.国際交流
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近年、我が国では、国際交流・国際協力・国際貢献等々、国際化をアピールする言葉が飛び交うようになりましたが、私たちは市民レベルでの草の根活動であるこの「ラブ・グリーンの翼事業」を通して「与えることより、むしろ与えてもらうことの方が遥かに多い」ことに気がつきました。暮らしも習慣も違う人々が理解しあい「森づくり」という1つの事業を国境を越えて継続してやり遂げることは、心と心で結ばれているからこそ出来たことであり、これこそ真の国際交流といえます。 |
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