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そんな訳で、早いものでもうすぐ瞳も生後3ヶ月である。
この頃の赤ん坊の成長は目覚しいものがある。人間の一生で この頃が恐らく最もめまぐるしく成長する時期ではないだろうか。 身長は推定で64はあるだろうし、体重も7キロ以上ある。 元々55.5、3824gと大きく産まれたので、身長体重共に 平均値をかなり上回っている。 この時期どんなに大きくても必ずしも大きな子になるとは 限らないんだそうだ。が、瞳は両親共に大きい為、恐らく 背の高い子になると思う。 顔全体の雰囲気は今の所私の方に似ているようだが、眉毛、睫、 足の指など、細かいパーツは夫に似ている箇所が多い。 瞳は、名前の通り大きな瞳を持って産まれてきた。 新生時期は2、3時間ごとに乳を飲む他は泣いているか 寝ているかであった子が、今はにっこり微笑み、その 大きな瞳で私をしっかり見つめ、自発的に言葉にならない言葉で 語りかけ、私がそれに答えるとさらに嬉しがって語りかけてくる。 (これはなん語と呼ばれ、言葉の原型なのだそうだ) 視力も聴力も随分発達した。指しゃぶりも始めた。 こまぎれにしか寝なかったのが、大分夜の区別がついてきたのか 夜まとめて寝るようになった。寝るのが大好きな子なのか 最長で夜は10時間寝る。この長さは、この月齢では珍しい。 新生時期は辛かった。 産後すぐで体がしんどい時期であったし、その体で 海のものとも山のものとも分からないふにゃふにゃで 頼りない赤ん坊の世話を何も分からぬまま、ろくに寝ずに せねばならなかった。なかなか泣きやまず或いは寝てくれず、 精神的に行き詰まり実家に会いに来た夫の前で泣いてしまった事もある。 夫は黙って私の頭を撫でてくれたものだった。 寒い寒い1月の夜だった。 これからも実に色々な事があるだろう。子育ては 苦難の連続である。しかし、その分喜びも大きいのだ。 辛い時は想い出そう。結婚までのあの道のりを。 どうしても結婚したくて、ひたむきに進んだ日々を。 目の前に伸ばされた小さな手を、私はしっかり握ってゆこう。 横には夫がいる。決してひとりではない。 右手に、彼の手を。左手に、瞳の手をしっかり握って。 私は、足元にある柔らかな芽を踏むような人生は 決して送りたくはない。 愛する者を不幸にするような人生は送りたくはない。 そのような者達を、私は軽蔑する。 彼らを不幸にすれば、私の幸福はない。 彼らが不幸ならば、私もまた不幸だ。 彼らが幸福である事が、私の幸福なのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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