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☆じゃんきー☆のあふぉな日々(´ロ`;)ノ

『SILENT☆ANGEL』  8

正人はリビングの机に突っ伏して眠っていたがうぅ・・・とうなり声をあげ、ハッと飛
び起きた。はぁはぁと荒い息づかいをしながらつぶやく「ゆ・・・夢か・・・」

よだれを拭きながらなおもつぶやく正人「嫌な夢をみちまったぜ・・・。」ふっと目に
入ってきた卓台の上に置いてある家族4人で撮った写真を手に取る。

「ちくしょう!・・・パチンコでも行ってくるか」正人はそうつぶやいてリビングを後
にするのだった。

※        ※       ※      ※

同じ頃、街頭に立って、聖書を読んでいる雪村。
行き交う人々は誰も気にかけることもない。

※        ※       ※      ※

その頃会社の会議室では役員会で新商品のプレゼンをするスーツ姿の男・美奈の上司の
川上の姿があった。そして会議が終了。重役たちが引き上げていく。

川上はライバルの市川の姿を追うとグフグフと下衆な笑みを浮かべて話しかけた。
「おや?市川次長・・・なんだか元気がないですな。しばらく休養でもされてはどうで
すか?ほぉっほぉっほぉっ」

川上の下品な顔をみた市川は露骨にいやそうな顔をみせて言う「川上さん・・・あんた
重役が世間知らずなのをいいことに、他社のパクリを提案するなんて・・・恥ずかしく
ないのか?」川上は耳をほじくりながら言い返す「ん~~聞こえんなぁ・・・オレは社
内の評価が上がればそれでいいんだ。世間の評価などどうでもいいわ」

「くっ、勝手にしろ!!」会議室のドアを荒っぽく閉めて出て行く市川。

そして定時が過ぎた会議室円卓には出された湯呑みが乱雑に並んでいる。その誰もいな
くなった会議室で一人座っている川上。そこにドアが開き、美奈がお盆を持って使用済
みの湯呑みを下げるために入ってきた。川上は美奈の顔をみると話しかけた「やぁ、ご
苦労さん」美奈は軽く会釈をし、机の上にある湯呑みを回収する。そこに近づいてくる
川上は美奈の前に立って突き出た腹を揺さぶりながら自慢を始めた「今日のプレゼンは
大成功だよ。これで私は次期部長のレースを一歩リードできたな。」美奈の顔に近づき、
ニヤリと笑ってささやく。「ねぇキミ、今晩食事に連れて行ってあげよう。いい店をし
ってるんだ・・・ぐふふ」美奈は川上を見あげ、おびえた表情で首を横に振る。

川上は顔を高潮させて美奈に近づき「いいじゃないか、ぐふふ・・・」といいつつ美奈
の手をとろうとするが美奈はすばやく身を引き小走りに部屋を出ていった。

「ちっ・・・まぁいい・・・あの手の女を落とすのは簡単なことだ。俺の手にかかれば
な・・・ふっふっふ・・・」ニタァっと気味の悪い笑みを浮かべる川上。

※        ※       ※      ※

場面は変わりとある廃墟で怯える男・村田にガラの悪そうな男・加藤が詰め寄っている
加藤は高圧的に言う「さて、村田社長・・・さんざん手間取らせてくれたんだからな、
今日こそは答えを出してもらうぜ!」

村田はおびえながらも力を振り絞って反論する「な、何を言ってる!お前みたいな悪徳
業者に払う金なんて1円もない!」

加藤は小心者の村田が反論したことに驚きつつ「ほう・・・その強気な発言はどっから
くるんだ?じゃあ遠慮なくガラ預からせてもらうぜ・・・」

村田は必死になって叫んだ「せ、先生!先生!」

すると村田の雇った殺し屋、氏家が姿を見せ、村田は安どの表情を浮かべ氏家背後に隠
れる「先生、お願いします」

加藤はムッとしながらも見覚えのある殺し屋氏家を見据える「テメーはたしか・・・ヤ
ミ金殺しの氏家・・・」

氏家はボソッと「おしゃべりを楽しむ気はないんでな・・・死んでもらうぜ」と言うと
戦闘体制に入った。
加藤、眉間にしわを寄せる「村田・・・テメーの強気のわけはこの氏家ってことか?・・・
ふん!おもしれー、やってやろーじゃねーか」

「かかってきな」身構える氏家。

「おっと、オメ―と遊んでるヒマはないんでな・・・おい・・・」加藤があごをしゃくるとそこに細身の男がふらっと現れた。男の名はサージェント・リー

「お前の相手はこのリーで十分だ、頼んだぜ、りー」

そして氏家とリーの死闘が始まった・・・力の差はほとんどなく互角の勝負が続いたが
わずかな隙を突いてリーが氏家を倒したのだった。

加藤ニヤリとして村田をにらみつける「終わったな・・・」
「ひいぃぃぃっっっ」連れて行かれる村田・・・・。

(つづく)


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