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テーマ:映画館で観た映画(8349)
カテゴリ:池松壮亮
実は、夏休み前に鑑賞済みでした。
アップできないまま、こんなに経ってしまった。 初週に見に行けなくて、そのまま夏休みになったら 見ることできないかも・・・と、連休最後に行ってみたら 超年配の人たちでめちゃ混んでいて 人生初です、一番前で見たの。 近すぎてスクリーンのつぶつぶ見えたぐらい よこがお (2019年日仏合作) 監督:深田晃司 脚本:深田晃司 原案:Kaz あらすじ 周囲から信頼されている訪問看護師の市子(筒井真理子)は、 訪問先の大石家の長女で介護福祉士を目指す基子(市川実日子)の勉強を見ていた。 ニートだった基子は気の許せる唯一無二の存在として市子を密かに慕っていたが、 基子から市子への思いは憧れ以上の感情へと変化していった。 市子は、基子が自分に憧れ以上の感情を抱いていることを知らなかった。 ある日、基子の妹のサキ(小川未祐)が失踪する。 その後サキは保護されるが、犯人として逮捕されたのは思いも寄らない人物だった。 事件への関与を疑われたことを契機に市子の日常は一変。 市子は理不尽な状況に追い込まれ、これまで築きあげてきた生活が崩壊し、 全てを失ってしまう。 実は、時系列が交差していて、 最初わからなかったから ん??? ってなってしまった。 だって、最初から和道(池松壮亮)を指名して髪をカットしてもらう、 赤い服のリサ(筒井真理子)とのやり取りで、 あれ?こんな感じの主人公だっけ? ってまず???で始まった。 和道と、 仕事辞めたから気分変えたくて、 とか、亡くなった夫と同じ名前だから指名した、とか世間話をしつつ 今度は半年前? ヘルパーの仕事をしている家での様子になる。 そこで、優秀なヘルパーなんだな、とわかり あれ、リサって何?? とよくわからないまま、ヘルパーをテキパキこなす市子に感心しちゃう。 でも、まだなんとなく理解し切れなくて。 はっきり、ああそういうことか、ってわかるのは結構後半のほうだった。 基子と一緒に勉強を見ていたサキが塾から帰ってこず、一週間失踪。 その後発見されたと同時につかまった犯人が、なんと市子の甥。 勉強を見ていた基子とサキといる時に、 自分の使っていた介護士の本を持ってきてもらった甥の辰男(須藤漣)が 一目ぼれしたのかなんなのか、サキを連れて監禁? ニュースでそのことを知った市子と基子は、最初その事実を黙っていたけど 結局マスコミに知られることとなる。 しかも、家族の証言として顔を隠した基子が市子が不利になるようなことを テレビで話してしまい、職場から追われ住むところからも追われてしまう。 加えて、結婚する予定だった子連れの医師戸塚(吹石満)からも 結局身を引いてしまった。 本人はなにも関与していないし、関係ないといえば関係ないのだが とにかく転がるようにあれもこれも失っていく顛末が だひたすら理不尽でコワかった。 なんというか、ありうる感がコワい。 サキは何事もなく開放されたけど、学校ではレイプされたのでは、 と噂され、通うのがつらくなる。 結果、大石家は引っ越しを余儀なくされた、というのも最後にわかる。 そりゃそうなるだろうな。 最後まで見て理解すれば、 リサが和道に近づき、親しくなり、結果肉体関係を結ぶのも すべては自分を最終的に貶めた基子への復讐、 ではあったのだが、、、、 理不尽な状況に追い込まれた声なき叫び、でもあるようで 何とも言えない話だったなあ。 話の途中で、基子の彼が高校からの付き合いの和道とわかるんだが 高校からの付き合いってことは、二人は同じ年か 違っても1つ2つ。 凪のお暇もそうだが、市川実日子ってホント年齢不詳・・・いや、 実際はアラフォーだけど、すごく若く見えるよね。 よく見れば、顎のラインに年齢を感じるけど、 アラサーな感じの和道(池松壮亮は実際は28)と違和感ないし。 冒頭親し気に美容室で指名して話していたのは 基子の彼氏とわかって、なのだね。 にしても、和道と大人の関係になったことを 写真に撮って(しかも、自分のはだかの股間とか)基子に送り付ける。 ところが、和道に暴露したら、ずいぶん前に別れたといわれる。 他に好きな人がいる、という理由で。 それが自分のことだなんて、知らなかったんだろうなあ、 最後まで市子は知ら鳴ったんだろうか、基子の秘めた思いを。 それはそれで、基子も切ないんだけど。 パンフにはシナリオが 掲載されていて、改めて読むともっと深く理解できるのかもしれない。 内容を思い出すために、さらっと読んでみたけど からくりが理解できる前の内容確かめるのに、ちょうどよかった・・・ あとは、筒井真理子さんの静かだけど突き抜けた演技に驚いた。 大人しい感じの、静かな印象が強い女優さんだったから フルヌードや、犬になって四つん這いで動き回るシーンとか(夢) 体当たり、って感じで。 もちろん、池松壮亮めあてで見にいったのだが いろいろ考えてしまう作品でしたね。 よこがお / 深田晃司 (映画監督) 【本】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.09.08 19:06:10
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