美作的日々

2020/08/18(火)14:09

通勤のおとも2020・その20

好き好き!本・雑誌(501)

​​休みで一気読み。 勉強しなきゃ、なのに・・・・ ファーストラヴ   島本理生 ​あらすじ​ 臨床心理士の真壁由紀の元にひとつの執筆依頼が入る。それは、アナウンサー志望の 容姿端麗な女子大生が画家の父・聖山那雄人を刺殺した事件について、 被疑者である聖山環菜を取材し1冊の本にまとめてほしいというものだった。 周囲は「就活に反対されたから父親を殺害した」と犯行動機を推測したが、 逮捕後の取り調べで、「(父を殺さなければならなかった理由が自分でもわからないので) 動機はそちらで見つけてください」と言い放ち、ワイドショーなどで大きく報道されていた。 由紀の義弟である弁護士の庵野迦葉は環菜の国選弁護人に選任されていた。 環菜の母が検察側の証人に立つことを知り、大学の同期生でもある由紀に協力を依頼。 由紀と迦葉、それぞれが環菜との接見や手紙のやり取りを進めて行くうちに、 ふたりが環菜から聞いた話の内容がつじつまの合わない部分があることに気づき、 「環菜は本当のことを話していない」と由紀は考えた。それを踏まえて由紀と迦葉は 環菜や那雄人の知人らから家庭環境について話を聞くうちに、 環菜が過去に心に問題を抱えるに至った経緯を突き止める。 その過程で、由紀もまた自身の生い立ちや、迦葉との関係について向き合っていくようになる。 事件の裁判が近づく中、環菜は殺意を一転して否認。由紀は自身がクリニックで 診療を受けていた頃を思い出しながら、初公判の日を迎える。 (以上Wiki) ドラマ化もされているけど、映画キャストを思い浮かべて読みました。 北川景子主演、は結構前から分かっていたけど 追加キャストで中村倫也の名前をやっと確認し、 帯に追加キャスト写真が出るまで待とうか、、、と思ったけど待てなかった 環菜の心が終盤までイマイチ読めず、きっと性的虐待的なものがあるんだろう、 と思うものの確信が持てないまま終盤まで進んだ感じ。 と同様に、由紀もまた似たような何かを抱えていて うっすら予想できるけど中盤くらいまでわからず、 迦葉と何かあったんだろうけど何があったのかも、 二人の距離の取り方でしばらくわからないまま、、、、 なので、少し大人な我聞さんの優しい柔らかい雰囲気にほっとする。 最後の最後、やはりすべて知っていた我聞によって、 ずっと由紀がひとりで背負ってきたものも解き放たれて きっとそれまで以上に由紀と我聞はゆるぎないパートナーになっただろうし 迦葉との関係もぐっと違うものに、いい方向に変化しそうだから フクザツな、不幸な人が多いと思った人物たちも それなりに明日を見出した感じが、ホッとした。 ラスト、いいシーンで、何度か読み返してしまった。 そして、この映画化は、かなり楽しみとなりました。 迦葉、という複雑な男性を、どうやって表現するのか、、、 由紀との関係性をどう演じるのか、、、 すごく公開が待ち遠しいですっ ​ ファーストラヴ 文春文庫 / 島本理生 【文庫】​ ​ ナラタージュ/島本理生【1000円以上送料無料】​ ​ Red 中公文庫 / 島本理生 【文庫】​​​

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