悲しい出来事
実は・・・あたしが父の日に買ったオカメインコのちーちゃん。我が家に来てからというもの、餌の食べが悪く、体調も崩し心配していました。でもとりあえず元気はあるので様子を見ようと保温をし大事をとっていたのですが先日、父がショップにちーちゃんを連れて相談に行きました。すると餌を食べないので栄養失調になっているとのこと。仕方なく強制的に餌を与えることにしました。でも、その相談に行った時、何度も飼い鳥を逃がしてしまっている父はショップの人の勧めもあってちーちゃんの羽を切ってしまいました。羽を切られたのがショックだったのか、ちーちゃんはその後みるみる衰弱していきいつも甲高い声であたしたちを呼ぶのに、最後には声も出なくなってしまうほど。このままでは死んでしまう。そう思って病院へ連れて行こうと思い、父はショップに病院の場所を聞きに行きました。すると鳥専門の病院はこの近くにはないとのこと。こんなに弱っているのに連れて行ったら体力がもたないでしょう、それならうちで預かりましょう、ただし、うちは病院ではないのでどうなるか保証はできません・・・とのこと。でも父は素人のあたしたちが面倒を見るよりもいいだろうと判断して、ちーちゃんをショップに預けてきたそうです。ショップの人は餌をあげるのも上手だし、きっとよくなる。そう思って期待していたのですが・・・。今朝、居間に行くとショップに預けたはずのちーちゃんの飼育ケースが戻っていました。「ちーちゃん、帰ってきたのね?」よかったぁ~・・・と安心するあたしに母は暗い表情で「・・・うん。色違いでね。」色違い?!どーゆーこと???・・・まさか?!ルチノー(白オカメ)だったちーちゃんの代わりに黒っぽい羽のノーマルのオカメインコがそこにはいました。昨日、あたしが出かけた後、ショップからちーちゃんが息を引き取ったという連絡があったそうです。連絡を受けて引き取りに行った父と母。からっぽになってしまった飼育ケースを持ち帰るのに、あまりの喪失感に耐えられずちーちゃんの代わりに・・・とショップにいたこの子を連れて帰ってきたのだそうです。本当はちーちゃんと同じ種類のルチノーを連れて帰るつもりだったらしいのですが「この子は餌の食べも悪く、体も他の子たちよりも小さいので、また(ちーちゃんの)二の舞になりますよ。」と言われ、ショップの人が勧めてくれたノーマルのオカメインコを買ってきたそうです。たしかに。ちーちゃんと同じくらいの年齢だというその子は、体も一回り大きく、足も強くてしっかりとしていて体重が比べ物にならないくらいずっしりとしていて重い!オカメは本来、こんなに力強い鳥なのか・・・とちーちゃんが初体験のあたしたちはびっくりしました。ただ・・・。ノーマルのこの子はもう餌をひとりで食べ始めているだけあってあたしたち人間のそばに近寄ろうとはしません。手を出すと逃げてしまいます。ちーちゃんは手を出すと喜んで乗ってきて『撫でて撫でて♪』と甘えてきたのに・・・。やはり他の鳥ではちーちゃんがいなくなって、ぽっかりと開いてしまった大きな穴を埋めることはできません。短い間だったけれど、家族の一員として一緒に過ごしてきたちーちゃん。やはりその死を受け止めるのには、もう少し時間が必要のようです。ただ、新しく家族の仲間入りをしたノーマルオカメちゃんも、精一杯可愛がっていこうと思ってます。