2006/03/11(土)01:16
銀装のカステラ
私の誕生日に義母が宅急便で色んなものを送ってくれた。
私の好きな高野のフルーツチョコ。働いていた時は引き出しの中に常にキープしてたっけ。レモン味、メロン味が好きだったけど、久々に食べたらマンゴー味が入ってた♪
そして、銀装のカステラが入っていた。
カステラと言えば、すごく食べてみたいのが ”ぐりとぐら”のお話しにでてくる大きな卵で作ったカステラ♪
有名な美味しいメーカーのものがたくさんあるけど、
私はこの銀装のカステラには特別な思い出があるのだ。
あれは長女のお産の時、
娘は逆子で、私は毎晩、逆子が治る体操をやってたし、
マタニティスイミングで
逆立ちをして助産婦さんに手助けしてもらって、くるりんと回転をすると逆子が治ることがあるらしいというので何回も逆立ちをした。
実際に逆子が治った人もいたし、治ってまた逆子になってしまう人もいた。
私ともう一人は何度逆立ちをしても、お腹の赤ちゃんはちっとも動かなかった。
後で聞いた話しでは、もう一人の人はママがとてもスリムで赤ちゃんが 直立した状態でお腹に入ってたそうだ。
出産間際にはそれでも狭くて片足をケンケンした状態でいたらしい。
私は逆子が治らなかったので、入院して先生が赤ちゃんの頭を私のお腹の上からぐいっとつかんで回転させるということもしたけど結局治らず、翌日にお産をすることになった。
人工的に子宮口を広げるために風船を入れて、陣痛促進剤を打っていた時はすごくつらくて食事もできなかった。
子宮口が全開した時は、ぜんぜんへっちゃらで、
よし!今から出産に行ってきまぁす!
と余裕で答えられた。
分娩室に行く直前にお腹すいてるなぁ。
お産には体力と気力が必要だろう。
そうだ!今からのお産に備えて、このカステラとあめちゃんを分娩室に持っていこう♪
と私がしっかりと握ってたカステラを看護婦さんに
ダメです。
と言って取り上げられてしまった。
カステラ食べたいぃぃぃぃ。と
言いながら私は分娩室に入っていった。
逆子だった娘はお尻からするりと産まれてきて
私、まだまだ産めます。
と言えるくらいお産は楽だった。
お産が終わってしばらくは分娩代の上で眠らずにじーっとしてなくてはいけなくて、その間もずっとカステラのことを考えていた。
看護婦さんに
部屋に戻ったらさっきのカステラ食べたいんですけど・・・
と言ったら
明日にしましょうね。
とやんわりと断られた。
食べれないとなると何がなんでも食べたい。
そうだ。夜中にこっそり食べちゃおう~と、思ってたら母がカステラを家に持って帰ってしまっていた。
翌日の朝、母はカステラを持ってこなかった。妹と父で食べてしまったらしい。
お母さん。私はどうしてもカステラが食べたい。
と涙目で訴えて、夕方には買って持ってきてもらい、やっと食べることができた。
その時のカステラがこの銀装のカステラなのだ。
義母は私がこのカステラが好きなのを知っていて、荷物の時には必ず入れてくれる。
そのまま、牛乳と食べるのが一番好きだけど、
今日は冷凍のブルーベリーとラズベリーとイチゴを煮て作ったフルーツソースと生クリームを添えて、それぞれデコレーションをして食べることにした。
三角に切って並べました。
市松模様に並べてみました。
娘たちは2切れづつ食べて、その後にまだこんなん食べてました。
英語で言うとSoysource&Vinegerになるのかしらん?(笑