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2022年08月16日 コメント(6)
全9件 (9件中 1-9件目) 1 England ★ イギリス
カテゴリ:England ★ イギリス
![]() 私が12歳の頃からずっと好きなミュージシャンです。 10代の時は色々と思い悩むこともたくさんあったけど、彼らの音楽にはずいぶん助けられました。 いつかイギリスにバスターに会いに行く!という夢があったからどんなことでも頑張れたし、 自分の将来の道を選ぶ時もイギリスに行くのにより近い方という基準で選んできたので迷いはなかった。 大学の2年の夏休みにやっとイギリスに行くことができて、 もちろん、彼らに会いにLiverpoolに行った。 Liverpoolに行けばバスターに会えるというなんの根拠もない確信がずっと私を支えていたから。 でも、実際は、Liverpoolに行っても彼らを探すことができなかった。 その時に 私の英語力と経済力ではバスターを探すことはできない、会えることはできないんだ。 私は私の夢をあきらめなければならないと思った。 大学を卒業して就職して結婚して、子育てにおわれる毎日。 いつかバスターに会いに行くという私の夢はどんどん遠くなっていった。 そして2000年の夏にイギリスに旅行に行くことになり、色んな情報をインターネットで検索してたら、現在の彼らの様子を知ることができた。 この時は残念ながら会うことはできなかったけど、それから4年後の2004年の春に私はやっとメンバーのRobとPeteに会うことができた。 その時の話はこちらです。 http://plaza.rakuten.co.jp/lovelykurumin/diary/?ctgy=8 仕事もしてなかった普通の主婦の私がイギリスに行くことができたのは、2003年の春に浅見帆帆子さんの本を読んでから色んなことが本当に運がいい!と思うようにスルスルと運んだ。 一緒にイギリスに行ってくれる友達の存在、仕事の話、家族の応援。 私にとってバスターはただ好きなミュージシャンという存在だけではない。 バスターの音楽から教えてもらった色んな感情。 バスターを通じて知り合ったたくさんの人たち。 なかには、私がいたらなくて、よい関係を続けられなかった人もいるけど、 すべての人の出逢いからたくさんの良いパワーをもらってる。 同じバスターファンと語りあった夢が、 これって30年前ではとても現実になるとは思えなかったことが現実のものとなっていってる。 今回のCD発売もそのひとつ。 きっと、誰かがどこかですごく頑張ってくれた結果ではないかなって感謝してる。 色々と邪推したり、自分で自分の思いにつぶされそうになったり、自分で地雷を踏んじゃったりとバスターがすごく好きだから、しんどいこともあるけど あたしはバスターと出逢って本当によかったと思ってる。
最終更新日
2008年04月07日 01時21分08秒
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2007年04月13日
カテゴリ:England ★ イギリス
![]() その時は、フルタイムで仕事をしてたし、主婦の私が家族をおいて海外旅行に行くなんて99%無理な事だった。 でも、10ヶ月前から絶対に4月にLiverpoolに行くって決めていた。 こうなったらいいなぁっていうことをたくさん何度もイメージした。 EmpireでTwopenceの舞台が始まるのをワクワクした気持ちで待ってるあたし。 Robにもうすぐ会えるかもという期待のいっぱいつまった気持ちのあたし。 一緒にLiverpoolに行こうと約束してる友達とランチをしながら、語り合った。 一緒にLiverpoolのTownHollの上にあるMinervaに会いに行こうね。 いつか彼らと一緒に乾杯してビールが飲めたらいいね。 4月だから、Liverpoolで桜が見れたらいいなぁ。。。 一人でイメージするよりも、友達と話してるとすぐそこに、手をのばせばつかめそうなところにあたしの夢があった。 でも、パパになかなか言い出せなかった。 今日言おう。明日言おう。と思ってる間にどんどん時間だけが過ぎて、出発予定の2週間前にやっとお願いした。 答えは当然 NOだった。 そりゃそうだろう。と思ったけど、どうしてもあきらめきれなかった。 Robに会いたい。Robの仕事が見たい。 娘はすごく応援してくれた。 「ママ、夢は本当に叶うっていう事をみせてよ。ずっとRobさんに会いたかったんでしょ。会いに行っておいでよ。」 そして、出発の3日前にパパにメールを打った。どうしても行きたい。どうしてもRobに会いたい。 パパからの返事、 そんなに行きたいなら行ってきなさい。家の事はボクがなんとかするから。 あんなに反対していたのに、気持ちよく送りだしてくれた。 一緒に行く友達は、自分のことのように喜んでくれて、あたしは、良い友達に巡り会うことができて、本当に嬉しかった。 職場でも締め切り&連休前で忙しいのに、みんな気持ちよく休みをとらせてくれた。 出発の日、2004年4月23日は、小学校の遠足の日だった。 前の日に仕事を終わって荷造りをして、そのまま寝ないで遠足のお弁当と長女の学校のお弁当と3つ作った。 そして、私はRobに会うことができた。 Robがポケットからだした10ポンド札でビールを買ってくれて、一緒に乾杯をした。 Minervaにも会えた。 桜は・・・八重桜は色んなところに咲いていたのだけれど、日本の桜は見かけなかった。 ![]() Cherry blossoms in Hilbre high school, Wirral Liverpoolを発つ早朝、空港まで行くバス乗り場に行く前に、Empireに立ち寄った。 ![]() Robに会えたEmpireTheareの裏口は、私の夢が叶った場所。 ただの劇場の裏口なんだけど、私にとっては最高の場所。 彼と乾杯をしたパブの前。 ここに立ってるだけで、涙がでてきた。 あれは夢だったのかしら? でも、嬉しい気持ちがふつふつとこみ上げてくるから、現実だったんだ。 そしてこの坂道を 「Robと会えたね~。」って嬉しい気持ちを一緒にシェアしながら、友達と手をつないで登ったんだ。 夢は思いつづけてると必ずかなうんだ。 嬉しいことは、誰かとシェアすると何倍にもなるんだ。って実感したLiverpoolの夜。 そして、バスターミナルのほんの手前にある民家の庭に桜の木はあった。 花は、ほとんど散って、葉っぱもでてるけど、日本の桜と同じ種類のものだった。 ![]() あーやっと会えたね。 私は、桜に会えたのがとても懐かしい気持ちがした。 早朝に桜をじーっと見つめてる東洋人をアヤシイと思ったのか、 おじさんが声をかけてきた。 「Good Morning! 素敵な朝だね。日本から来たのかい? 何の目的でLiverpoolに来たんだい?」 私は、夢を叶えるために来たの。 ずっと会いたかった人にやっと会えたの。 それは、よかったね。とにっこり笑ってくれた。 3泊5日のLiverpool。 はらはらと散っていく桜の花びらは日本で感じるはかなさと同じ。 心残りもあるけれど、あたしはやっとRobに会えたんだ。 桜だけがLiverpoolを発つあたしを見送ってくれた。。。 と、思ってたら、バスターミナルには一緒に夢を叶えた友達が見送りに来てくれてた。 別のホテルに泊まってるし、早朝だし、あたしはバスの発つ時間をお知らせしてなかったのに・・・ あたしは、Busterに出逢えたことで色んなものをもらった。 夢、希望 、夢が叶う喜び、そしてその夢を一緒に味わうことができる友達。 彼女たちは、バスに乗ったあたしをいつまでも手を振って見送ってくれた。 その時あたしの耳にははっきりと音楽が聴こえた。 Twopenceのアルバムの2曲目 ”Only in my dreams” ♪Joyful laughter carry on the breeze In a place called paradise But only in my dream・・・♪ 色んな気持ちが渦巻いていた。 Robに会えたという喜び、Liverpoolを離れるという悲しみ、家族に対する感謝 でも、あたしの気持ちの一番前にあったのは、この友達に出逢えたという喜びだった。 彼女と出逢う前からずっと親友だったと思う。 そして彼女に出逢ってからもこれからもずっとずっと・・・おばあちゃんになっても親友でいる。この時は、確信した。 私が、この時の気持ちをずっと持ちつづけることができたら、 彼女に出逢えた喜びを感謝する気持ちをもっとちゃんと見つめ続けていたら あたしを含め、誰も傷つけなかったのになぁって思う。 あたしは、すごぉくRobが好きなのだ。 もうプラスのものもマイナスのものもすべてがんじがらめにして抱え込んでしまうくらいに好きなのだ。 なんであたしにだけ、チャンスがなかったのか納得できなかった。 誰かのせいに、何かのせいにしたかったんだと思う。 Liverpoolから帰って、前の仕事関係でも、他の友人関係でも人に裏切られた。 異性とお別れするように同性の友達でもお別れすることがあるんだ。 2004年は夢が叶ったけど、友達とのお別れもあったし、病気にもなった。 常に疑心暗鬼で、この人はあたしと仲良くしたいのではなくて、あたしを利用しようとしてるだけなんじゃないかしらん。って思ってた。 誰かと関わるのが気が重かった。仕事も辞めて、ダレともメールも電話もしないし、ランチも行かなくなった。 でも、不自由はなかった。 友達なんていなくたって、普通に暮らせる。 誰かと関わるから、傷つくこともあるし凹むこともある。 今まではあたしは、あたしは悪くないって思い込もうとしてた。 あたしが発する発言も行動も日記に書くことも誰かを傷つけたり不快な思いをさせてるって考えなかった。だから、思ったことをそのまま書いた。 自分を正当化したいから相手の悪いところを探すことに一生懸命になってた時もあった。 だから、自分のことをネットで書かれてるのを見た時に、ショックで過呼吸で動けなくなった。 苦しい呼吸の中であたしの頭の中に浮かんだのは 自業自得・・・ でも、その時は、まだ自分に矢印を向けることができなかった。 その後も前世治療に通ったりしたけど心はすっきりしなかった。 でも、そんなあたしが自分のことを素直に反省しようと思えたのは、ちょんちゃんのおかげだった。 ここ楽天ブログで知り合った彼女は常に前向きで、楽しい人。 あたしは久しぶりに、人と関わりたいって自分から思った。 ちょんちゃんと仲良くしたいって心から思った。 両親のことや幼い時のトラウマ、人間関係で悩んでるあたしの悲しみを日記で読んで知っていたちょんちゃんは、2月に会った時にこう言ってくれた。 「秋桜さんの悲しみや苦しみを理解してあげなくてごめんね。」 あたしは、その時にあたしはちょんちゃんよりお姉さんなのに、病気と一生懸命闘ってるちょんちゃんにそんな心配をさせてしまっていたことを申し訳ないと思った。 「いつもいつも自分のことを後回しにして人の事を考えてあげてるけど、自分のことを自分の気持ちを大事にしてね。」 あーちょんちゃん、あたしはちょんちゃんが思ってるような優しい人間ではないのよ。 自分のことしか考えてないから自分の気持ちを優先して考えちゃうから、 誰かのためにって思うのはすごい自分の中で頑張ってのことだから ストレスがたまったり凹んでしまうのよ。 ちょんちゃんみたいにきれいな気持ちではないのよ。 「思ってた通りの可愛い人だ・・・」ちょんちゃんはあたしの手を握ってこう言ってくれた。 あたしもまったく同じことを思ったのだけど、私は泣くのをこらえるのに一生懸命で何も言えなかった。 ただただ ちょんちゃんの手を握って目をみて 「ありがとう。」って言うのが精一杯だった。 ちょんちゃんがお星様になってから ある日の朝、山の中をウォーキングしてて、あたしはちょんちゃんに話しかけてみた。 「ねぇちょんちゃん。あたしね。仲直りしたい人がいるんだよ。 人とお別れするのはしょうがないと思ってたけど、お別れはとっても悲しいことだね。 今まで自分に無理をしちゃいけないかなぁって思ったけど、ちょんちゃんが言ってくれた通り、自分を大事に 自分の気持ちを大事にしようと思うんだ。 相手が拒絶するのはしょうがないけど、あたしが自分から縁を切ってはいけないね。 たとえその人と関わることで、あたしがまた、傷つくことがあるかもしれない。つらい思いをすることがあるかもしれない。 でも、お別れするつらさに比べたらそんなことは、たいしたことではないね。」 すぅーっと風が吹いて、芽吹こうとしてる細い枝をさやさやと揺らした。 うんうん。って返事をするように、木の上の方できつつきがコツコツコツと幹をたたいてた。 今日、桜が散っていくのを見ながら、ウォーキングをして感じたこと、ちょんちゃんのこと、Liverpoolの桜のこと、色んなことを考えた。
2006年09月24日
カテゴリ:England ★ イギリス
朝、なにげなしにメールチェックをすると
バスターファン仲間のYさんからメールが来ていた。 そこには嬉しいお知らせが! すてきなサンデーを歌ってるバスターの映像が見れるサイトのURLがあった。 さっそく そこのサイトに飛んでみると・・・・ きゃぁあああああああああ。 ストライプのシャツを着た4人の姿がそこに! そして、歌が始まった。 ♪She moved far away~♪ 動くバスターだ! ♪Monday ain't so good♪ きゃぁああああ Peteが歌いながらフリをつけてるぅぅぅぅ。 Kevin 若いぃぃぃぃ。 Lezの目もキラキラしてる。 そしてRobは可愛いぃぃぃぃぃ。 途中から涙で映像が見えなくなってきたので また最初から・・・ PCの前に正座してるし>あたし 気がついたら繰り返し見つづけて、1時間くらい経っていた。 これは、バスターファンの子みんなにお知らせしなければ! Yさんにメールで了解を伺って、その返事を発見したのが通勤電車の中。 携帯にアドレス入ってるバスターファンには満員電車に揺られながらメールを打って送った。 すごくご無沙汰していてメールがアドレス不明で戻ってきた子もいた。 中には音信不通だったり、私にひどい言葉をかけたり、私の気持ち踏みにじった子もいたけど あたしは、躊躇しなかった。 今までもそうだったように、情報を独り占めしようなんて思わない。 だって、バスターファンだったらみんな見たい映像だから。 は!PCにアドレスが入っていて まだ、お知らせしてない人がいる。 早くお知らせしなくっちゃ! ここにそこのサイトのリンクを張っていいものかわからないので 貼りませんが まだお知らせ来てません。という方は、ご連絡ください。 見たら泣くよ~。 Yさんありがとう。 すてきなサンデーになりました。
2006年09月19日
テーマ:今日のおやつ♪(22904)
カテゴリ:England ★ イギリス
![]() 昨日のLezと電話できたので、今日はLiverpoolに電話をしようと思ったけど・・・ 私が電話をして、Robと話せたことは一度もない。 タイミングが悪いのか、 相手が避けているのか・・・ 午前中、塾の個人面談。 うーーーん。と頭を抱えるような成績。 あたしが落ち込んでもしょうがない。 今日はRobは誕生日だしね。 ケーキがすごく食べたくなって、(特にチョコレートケーキ)シェフのお店に行った。 スタンプカードがたまってるのでケーキセットが350円で食べれる。 飲み物はカプチーノにした。 シェフのお店のカプチーノはカフェオーレボールでたっぷり、サーブされるので飲みごたえがある。 ![]() 手前から時計回りに マカロングラッセ(ピスタッチオ) クラッシックショコラ レアチーズケーキ マロンケーキ 私が食べたいと思っていたものがすべてお皿にのっていてびっくりした。 さすがシェフ!と思ったら、シェフは電話中で、お店のスタッフの子のチョイスだった。 お店の中はハロウィーンの飾りつけがしてあって かぼちゃのプリン、かぼちゃのシュークリーム、かぼちゃのロールケーキ と秋のケーキもたくさん。 電話が終わったシェフがかぼちゃのロールケーキを試食させてくれて 作り方について語ってくれた。 来週のケーキ教室はババロア。楽しみぃぃ♪ さんざん迷ったあげく、リバプールに電話をした。 Alanがでて、Robは1時間後に来るよ。と でも、ろびの病院や娘の塾のお迎えに行っていたので1時間後に電話できなかった。 2時間後に電話をしたら、留守番電話になっていた。 やっぱり、私はRobと話すチャンスがないんだなぁ。。。
2006年09月18日
カテゴリ:England ★ イギリス
![]() 色々と理由はあるけれども大きな理由は、有料でレンタルしているのにセキュリティの面で安心できなくなったから。 毎年、9月は13日はKevin、18日Lez、19日Robの誕生日とお誕生日ラッシュなので 9月いっぱいは続けたかったんだけど・・・ 去年のクリスマス以来ご無沙汰してるので ドイツのLezに電話をした。 いきなりLezがでてびっくり・・・ってLezに家に電話をしたのだから当たり前なんだけど(笑 Lezの英語は発音きれいだしとってもわかりやすいのに ちっとも会話がスムーズにできない私の英語力・・・ 4ヶ月ほど海外に仕事に行っていて、たった今帰ったところだよ。 10キロも痩せて、ズボンがぶかぶかになっちゃった。と 夕方、買い物に行った時に空の色がすごくきれいだった。 空気もひんやりしていて、秋をしっかり感じた。
2006年05月22日
カテゴリ:England ★ イギリス
![]() ひとつだけ名前をちゃんと覚えてるのがあった。 それが、これ ジェネラスガーデナー。 バラには種類が色々あるらしく、このジェネラスガーデナーはイングリッシュローズという種類だそうだ。 イングリッシュ! イギリス ![]() だから、名前を覚えた。 つぼみは濃いピンクなのに咲きすすんでいくと白になっていく、 そして花びらがはらはらと散っていく姿がなんとも可憐なかんじ。 香水のような強い香りから記憶がぐぐーっとひっぱられる。 何かを思いだして、頭に浮かぶんだけどそれが何かははっきりわからない。 追っかけてバラの香りをかごうとすると香りも感じないし、記憶もひっぱられない。 ![]() イギリスでステイしてた家のパパが庭いじりが好きで、いつも手入れをしていた。 でも、ステイしてた家の庭にバラがあった記憶はない。 朝、細長い庭をながめながらママのいれてくれたミルクティを大きなカップで飲んだ。 家族みんなでそこの空間に一緒にいるのがとても幸せに感じた。 吹く風もお日様の光もやさしくて Peacefulって自然に口からでるくらい 穏やかに時間が流れていた。 私はその当時は大学生だったから 日常と違うドキドキする刺激が幸せだと思ってた。 普通の日常の普通に流れる時間を幸せって感じられたら、それが幸せなんだろうな。って この時にいつか自分が家庭を持ったらこんな風な空間を持てるようにしたいなって思った。 強く感じよう感じようと思うと感じられなくて ほわぁんと力を抜いてるとするするって自分の中に自然と入ってきて感じることができる。 幸せってそうやって感じるものなのかもなぁって思った。
2006年04月23日
カテゴリ:England ★ イギリス
![]() でも、2004年4月23日からは私にとって特別な日になった。 前に書いた4月の夜の続きです。 夜遅くに独りでリバプールの駅に到着した私は、 相変わらず、嬉しさと不安でいっぱいだった。 リバプールで合流する友達の待ってるホテルに行くのに、夜、独りで歩くのは不安だったので タクシーに乗りホテルの名前を運転手に告げた。 運転手さんは笑いながら、 「このホテルは、駅を横切ったところにあるのでタクシーに乗る必要はないよ。」と言って、 私は乗車拒否された。 駅を横切って反対側に出たら、目の前にEmpireがあった。 ![]() うわぁ。ここだ。 Twopenceのポスターがたくさん貼ってある。 どうも、まだ中ではミュージカルが上演されているようだった。 もしかしてて、この建物の中にRobがいるのかも・・・と思うと すごくドキドキした。 でも、とりあえずは友達の待ってるホテルに行って、友達にすごく会いたかった。 タクシーの運転手の言うとおり、ホテルは駅から歩いて数分のところにあった。 チェックインをするとフロントの人が友達からのメモを渡してくれた。 メモに書いてある部屋をノックするとMちゃんとIちゃんが迎えてくれた。 積もる話しもたくさんあるけど、ちょうどミュージカルが終わる時間だねぇ。と言いながら Empireまで3人で行くことにした、 私はこの日にRobに会えるとはさらっさらっ思っていなかったので、まったくの無頓着な状態。 服は飛行機で移動するための超超カジュアルなもので、 顔も午後にヒースロー空港に到着した時にトイレでざぶざぶ洗って、ノーメイクのまま。 でも、急いで、口紅だけつけた。 今でも覚えてる。蓋のところに私の名前が彫ってあるエスティローダーのいちじくの香りのするお気に入りのオレンジ系の口紅。 StageDoorと書かれたところに3人で行き、楽屋口に出入りする人を眺めながら 「Alan(Robの弟)が出てきたりしてぇ~」と冗談っぽく言ってたら、 本当にAlanが出てきた。 ひゃあああぁ あれってAlanぢゃないの! 私たち3人に気がついたAlanは、まっすぐにこちらに歩いてきて 「Robに会いにきたんだね?」と そして、 「こっちにおいで。」と私たちを楽屋口から建物の中にいれてくれた。 「ちょっと待ってね。」と呼び出し放送までかけてくれた。 え?え? もしかして、今日、今これから Robに会えるの? さっき口紅をつけるくらいの準備しかしてなかった私は心の準備がまったくできてなかった。 ドキドキしながら待ってる私たちにAlanはミュージカルのCDとパンフとキーホルダーやペンが入った袋をプレゼントしてくれた。 もう、それだけで充分に嬉しいのに・・・これ以上のことを望んだらいけないような気がしたけど Robに会いたい・・・Robに会えるかも・・・会いたい・・・会えるかも もう頭の中はそのことでいっぱいで、 着てる服がヨーカドーで買った1000円のカットソーであるとか、2日徹夜状態ですごくひどい顔をしてるとか考える余裕はまったくなかった。 ドキドキして体が震えだし、立ってるのもすごくつらくなった。 そして、私の眼の前にRobが現れた。 思ってた通りの小柄な人だったけど、彼の周りだけ明らかに空気がちがってた。 ゴールドのオーラを感じた。 彼だけ光ってる。輝いてる。 私はまっすぐに彼の顔を見れなかった。見たいのに凝視できなかった。 全身が私のすべてが固まってしまった。凍りついたみたいにかちこちに固まって、考えも顔の表情も時間もすべて固まった。 彼がハグしてくれて、うれしくて震えがとまらなかった。すごい泣きたくなったけど 友達の「泣いちゃだめだよ。」の言葉を聞いて泣くのをすごい我慢した。 あとは、よく覚えていないのだ。自分に起きた事なのに映画を見ているみたいにひとコマの場面でしか覚えていない。 ![]() その後にEmpireの隣のPubでRobがポケットから10ポンド札を取り出して、飲み物を買ってくれた。 飲み物を待ってる間、Robと目があった。 私が中学生の頃からずっと眺めつづけていた写真と同じ笑顔でRobが私に向かって にこりとしてくれた。 その瞬間に私の中の血液がすごい勢いで動きだした。 わずかの時間の間に私は、瞬間冷凍して瞬間沸騰した。 もう私の髪の毛の1本、1本が細胞のひとつひとつが喜んで震えはじめた 今でも思い出すとたくさん涙がでるくらい嬉しかった。 私はビールを飲んだ。Robはコーラだった。 今まで飲んだビールで一番美味しかったと思う。 でも、いくら飲んでも酔わなかった。 27年間思いつづけてたRobは本当に素敵で立派で、 よく芸能人って実際に見るとがっかりした。という話しを聞くけど、 Robは私が思ってた以上に素敵だった。 私は自分からRobに何も話しかけれなかった。 話したいこと聞きたいことはたくさんあるのに、 私だけでなく他のファンの子の気持ちも伝えたかったのに何も言えなかった。 手をちょっと伸ばせば届く距離にRobがいる。 Robに会えたら、RobのGreenの眼はどんな風にGreenなのか見てみたい。ってずっと思ってたのに。 眼はもちろん、顔もちゃんと見れなかった。 Robの耳ばかり見てた。それがせいいっぱいだった。 明日のお昼を一緒に食べようとRobが言ってくれて、 別れる時に 「Good Bye」ではなく 「See you tomorrow.」(明日またね)と言ってお別れした。 そして、Robがこちらに向かってウィンクをしてくれた。 私はアンパンマンのメロンパンナのメロメロパンチをされたみたいに めろめろ~になった。
2006年03月18日
テーマ:今日聴いた音楽(67608)
カテゴリ:England ★ イギリス
![]() 私が30年近くファンでいるイギリスの彼からの郵便だった 封筒の中には去年私が行けなかったミュージカルのパンフレットと舞台の写真が入っていた。 20年以上前に彼が作った歌ですごく好きな歌詞があった。 Take me way to somewhere pretty brand new life in a brand new city この歌詞のbrand newという言葉がすごく好きだった。 ただ新しいだけでなく、まっさらに新しい。 新しい街で新しい生活・・・ 10代の私は、この歌詞を聴いて、いつか彼とbrandnew cityでbrand newな生活を送るんだって、ずっと夢みて,色んなことを頑張った・ 彼が最近作った別の歌を聴いた時にやはり同じフレーズが出てくる歌があった。 その歌を初めて聴いた時にすぅーっと涙がでた。とても穏やかで静かな気持ちで興奮した。 どうして、涙が出たんだろう。ともう一度聴いて謎がとけた。 あの歌と同じ歌詞があるからだ。 そして、彼にメールを書いたら、 返事がきて、彼もこのフレーズが好きなんだということがわかってとても嬉しかった。 ろびの発作のことがあり、せっかく届いたパンフレットを見る余裕がまったくなかった。 ようやく落ち着いてパンフレットを開いた。 彼がこうやっていい仕事をしているという事を知ることができて本当に嬉しい。 パンフレットの中にはプロデューサーである彼の写真があり、 ミュージカルの中で歌われた彼の作った曲の歌詞が載っていた。 その曲の中に Brand New Dayという曲がある。 この歌は前から好きで、歌詞はよく聴き取りできないけど、 朝聴くと、今日一日何かいいことがあるかも♪ という気持ちになれる歌だ。 歌詞を読んで正しい訳ではないかもしれないけど、私なりに感じたことがあって、すごく元気をもらえた。 走ることはできても 隠れることはできないんだよ。 たとえ自分の進み方に失望することがあっても そこから、君は何かを学ぶことができるんだよ。 自分の道を見つけることができるんだよ。 さぁ。新しい日が始まるよ。 <中略> 登ることができない山があったら まっすぐに穴を掘って突き進めばいいんだよ。 山の向こう側に達したら、 とても穏やかな気持ちになれるよ。 さぁ。やってごらん。 どうして30年近くもファンを続けているのか どうしてこんなに彼の音楽が好きなのかは自分でもよくわからない。 でも、きっと私にとってすごく意味があるのだと思う。 10代の頃も今でもずっと彼の音楽には気持ちを救われている。 そして、10代の頃と違うのは、 遠い異国の憧れのミュージシャンの彼の連絡先が私の携帯のアドレスに入っている。 10代の頃は、気持ちが凹んだ時に写真に向かって一方的に語りかけるしかできなかったのが、 今では、メールや電話でコミュニケーションがとれるようになって、つらい時には優しい言葉をかけてもらえるようになれたこと。 Thank you from bottom of my heart.
2006年01月16日
カテゴリ:England ★ イギリス
![]() 夜の10時頃、パパを駅まで迎えに行く時に表にでたら 思ったより寒くなかった。 車の温度計を見たら10度だった。 ちょうど桜が咲く頃の春の夜のようだった。 雨上がりのせいか道路も空気もしっとりしてる。 空気にもほんのり温かみが感じらる。 記憶の奥にしまってあるものがじわじわとでてきた。 それが何かはまだ、わからない。 街灯の灯りをぼんやり見ていたら、その灯りが記憶をぐぐーっと引っ張り出した。 2年前の4月にLiverpoolにミュージカルを見に行った。 独りで海外旅行に行くのは初めての経験で、期待、不安、緊張、色んな感情で胸の中はいっぱいだった。 成田→ヒースロー→マンチェスターと飛行機を乗り継ぎマンチェスターからリバプールは電車で移動した。 夜の9時頃だったから電車から見える景色はほとんど見えない。真っ暗な中をどんどん電車は進んでいった。 この電車は本当にリバプールに着くのかな。と窓の外に何も見えないから一層不安な気持ちがふくらんだ。 もうそろそろリバプールに着いてもよさそうな時間なんだけどなぁ。 しばらくして電車のスピードが落ちてくるのを感じた。 リバプールが近づいてきたんだ。そう感じた頃に遠くにいくつかの街の灯りが見えた。 あれはきっとリバプールの街の灯りに違いない。 あの灯りの下にRobがいるんだ。 Robは私が中学生の時から大好きなイギリスのミュージシャンで、その頃からずっと、私の夢は彼に会うことだった。 1回目のリバプールは初めてイギリスに行った21歳の時だった。 その時は、なんの根拠もなくリバプールに行けば絶対にRobに会えると信じ込んでいた。 住所も連絡先も何もわかっていないのだから当然会える訳ないのに・・・ 結婚して出産して子育てをして年齢を重ねるにつれて、私の夢はどんどん現実から遠ざかっていた。 もうあきらめなくちゃと思いながらもあきらめられず、ずっと持ち続けてた夢だった。 6年前にネットの検索で現在のRobの消息がつかめた。 Robに会いにLiverpoolに行くという夢はまた再燃した。 メールのやりとりでコンタクトをとれるようになった。 その直後にに3度目のリバプールに、でも、その時は連絡がとれずに会う事ができなかった。 10年ぶりに彼がプロデュースするミュージカルが再演されると知って、これは絶対に行こうと思った。っていうか決めた。 すごい勢いで仕事をがんばった。英語の勉強も再開した。 4度目のリバプールだった。 今回リバプールに行くことはRobに知らせていて、”See you there.”という返事ももらってるし、連絡先もわかってる。ミュージカルが上演されてる時間にEmpireに行けば、必ず会える。 でも、会いたい。絶対に会いたい。と思うのではなく 会える運命ならば、どこにいたってどうしていたって、必ず会えるはずだから、そのことばかりを考えるのはやめようと思った。 ぼんやりとその灯りを眺めてる私は、たくさんあるその灯りの中の一つの下でその1時間後にRobと一緒にいるなんて思いもしなかった。 私の27年間持ち続けてた夢が叶ったのが4月の夜だった。 全9件 (9件中 1-9件目) 1 総合記事ランキング
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