曽地峠の伝説曽地峠にはこのような伝説が残されています。昔、曽地峠に一組の夫婦が住んでいた。この夫が美形だったため、村の女たちからいつも言い寄られていたが、その内そんな女性の一人といい仲になった。 そうすると妻の存在が疎ましくなり、ついにその愛人と供託して妻を殺害し、近くの井戸に投げ入れた。 その後、男と女がこの井戸の水をくんで風呂をわかして入ったところ、二人の身体は次第に腐り始め、ついに二人とも死んでしまった。 この井戸に向かって殺された女の名前を呼ぶと、それに答えるように井戸の水が急に波立ってくるという。 |