さてこの記事は、以前のBlogでも、2度取り上げましたが、
先日、TVで久々に見ましたので、改めて紹介します。
中国障害者芸術団は、団長および団員104名、そして芸術監督、舞踏・音楽監督の全員が障害者です。目の見えない者、耳の聞こえない者、身体に障害のある者が、夢の実現のために一丸となって作り上げました。
演目は、独唱、重唱、合唱やミュージカル、民族楽器、西洋楽器、電子楽器の演奏、民族舞踊、バレエ、ラテンダンス、モダンダンスや創作舞踊、舞踏劇、京劇、手話を使った詩の朗読などがあり、その多岐に渡るプログラムにより芸術の高い公演を実現しています。
団員たちは、自分自身に誇りを持ち、自分を信じ、互いに助け合い、また政府や他人の資金援助に頼ることなく、公演による収入によって社会で自立し、この世の中に奇跡を起こし続けています。
彼らは毎年10数カ国で150以上の公演を行い、これまでに訪問した国は5大陸60カ国以上に上っており、世界中にその「美」をささげてきました。
また彼らは世界に愛を伝える為、数多くのチャリティー公演を行い、また、公演収入の中から積み立てた資金で「私の夢」という基金を設立し、世界の調和発展に寄与する公益事業に対し、年間80万ドル以上もの寄付を行っています。
中国障害者芸術団は、芸術と魂を完全に融合させることで、世界の文化の中で独特の個性を放ち、中国国民に最も愛される芸術団となっています。
また、国際社会では「美と人間性の使者」と称賛され、障害者インターナショナル会議では「全世界の障害者のイメージ大使」と称されているほか、「ユネスコ平和芸術家」にも指定されています。