2012/02/16(木)22:30
携帯電話のSAR値って知っていますか?
携帯電話のSAR値って、ご存知ですか?
携帯電話を持っていても、この「SAR値」という言葉すら知らない人が殆どでしょう。
店頭やTVCMには、様々な機種の携帯電話が溢れています。
多機能携帯電話であるスマートフォンやアイフォンも若者を中心に人気がありますね。
皆さんが携帯電話を選ぶとき、何を基準にしますか。
形、色、機能性、値段…
と、選ぶ要素はいろいろとありますが、その中にもう一つ、「SAR値」で携帯電話を選ぶ、という選択技もあります。
【SAR値ってなあに?】
SARとは、比吸収率(Specific Absorption Rate)の略で、簡単に言うと、人体が電波を発する機器から、一定の時間でどのくらい電磁波を受けてしまうのかを数値にしたものです。
平成9年に「全身平均SAR」と「局所SAR」のふたつの基準値が定められました。
これが、人体に許容される電磁波の基準とされています。
(単位はW/kg。キログラム(kg)あたり何ワット(W)の熱エネルギーを吸収するかという単位であらわす。)
SAR値が大きいほど、人体への影響が大きいということになります。
携帯電話等、人体頭部のそばで使用する無線機器から送出される電磁波については局所SARの基準値というものを用います。
2002年6月から、日本国内では総務省令で携帯電話などの機器に対して「局所SARが2W/kgの許容値を超えないこと」が義務付けられました。(アメリカの規定値は1.6W/kg以下)
さて、SAR値というものがなんとなくお分かりいただけたでしょうか。
SARの許容値が義務づけられたため、携帯電話会社ではそれぞれの機種ごとのSAR値を測定していて公表しています。
例えば、ドコモの機種を参考に調べてみたものを下記に記載いたしました。
ドコモ スマートフォンで見比べてみると、
SARの最大値が、
「SC-02C(GALAXY S II)」 0.253W/kg
「SO-01D(XperiaTM PLAY)」 0.28W/kg
と、この2種が特にSARの最大値が低いようです。
SAR値は低いほうが良いので、より安心して使用できそうですね。
逆に、SARの最大値が比較的高かったのが
「F-12C」 1.010W/kg
「P-01D」 1.07W/kg
「SO-03C(XperiaTM ray)」 1.00W/kg
「BlackBerryR BoldTM 9780」 0.954W/kg
でした。
これらの数値は、各HPからいつでも確認できます。
DOCOMO
au
ソフトバンク
また、窓口やお問い合わせでも確認することができます。
もし、これから新しい携帯電話を購入する予定がありましたら、値段や、デザイン性、機能性の他に、SAR値というものでもご検討されてみてはいかがでしょうか。
もし、SAR値に興味のある方が増えていくと、企業側も電磁波に敏感になり、より電磁波の少ない機種を開発していこうという流れにつながっていきます。
因みに、私は電磁波に非常に敏感で頭が痛くなるので携帯電話購入の際はSAR値を最優先しました。
ショップのお姉さんに「この機種のSAR値はいくらですか?」と聴いたところ、全くチンプンカンプンな答えが返ってきました。
今でも、このようにショップの方でもSAR値を知らない店員もまだまだ居ると思われます。
今、私の使っている携帯電話のSAR値は0.178W/kg
購入の際、SAR値を調べて一番低い機種にしました。
同じショップで購入していた他の方のキッズ携帯は0・61W/kgはありました・・・
更に私は、電磁波防御シールも貼り、通話の際はマイクを使用します。
電磁波は見えないだけ、厄介でもあります。
消費者の高い意識が、自分や家族の身体を守ることになります。
是非、賢い消費者になりましょう!!