浦島にきーたin Italy

2008/07/07(月)03:35

そしてトゥールは始まった・・・・

これは気になる(32)

昨日7月5日、Tour de France(トゥール・ドゥ・フランス)が始まった。 世界でもトップクラスの自転車ロードレーサーが ほぼ3週間に渡って競い合う、自転車好きにはたまらないイベントである。 イタリアにも毎年5月に Giro d'Italia(ジーロディタリア)という イタリア中を自転車で駆け巡る大会があるが、規模が違う。 毎年ジーロは楽しみにしているのだが、 今年は何故かピエモンテ州はコースから外されて、 ファンの私は、とても白けてしまった。 ほぼ毎年ピエモンテ州がコースに加えられているせいだろうか? ピエモンテはアルプス山脈の一部がある州だ。 ロードレースは山あり谷あり、平野ありのいろんなコースを 走っていくものである。 とにかくそういう訳で、私はジーロをほとんど見ずに過ごしてしまった。 さて、トゥールに話を戻そう。 なんと、今年のトゥールは、私の住んでいる地域にもやってくるのだ。                  北西部にあるブレスト市からスタートする Tour de France 2008 レース第15日目にあたる、7月20日、日曜日。 フランス側にあるアルプス山脈を超えて、イタリア側に下り、 そして登坂距離11.4km、平均斜度6.9%の厳しい登りを競って 標高1440m のプラート・ネヴォーゾという山でゴールとなる。 そして翌日は選手達の休息日。 火曜日、7月22日からまた Cuneo(クネオ)を出発点にして フランス側のアルプスに戻っていく。     ああ、見に行きたい! レーサー達が苦しみながら、あのキツイ山道を登っていくのを 見たい!! 去年からこの事をなんども考えていた。 トゥールが近所に来るなんて、というより、イタリアに来るのは 今回が初めてのようだ。 これから何度こんな経験が出来るだろうか??? イタオヤは彼自身レースには出ないものの、 なかなかの自転車のりである。 ジーロもトゥールもしっかり毎回テレビで見ている。 そんな彼に、私は言ってみた。 「7月20日、プラート・ネヴォーゾまで応援に行こうよ。 こんな経験、またとないと思うよ。」 そんな私に彼はこう言った。 「冗談じゃない。 プラート・ネヴォーゾに選手達がつくのは 早くて17時頃。 このレースのある日は、朝9時には道路を閉鎖すると思うよ。 ということは、早朝に出て行って、一日中そこでスタンドバイする事に なる。   キャンピングカーで行くならまだしも、そんな事して一日潰したいのか? それに、現場にいたってテレビがなければ、レース状況だって わからないんだ。 そんなんなら、自宅でテレビ中継を見たほうが 絶対 いいに決まってる。 それに帰宅も夜8時以降になるぞ。  そこまでして見たいのか?」 ここまで言われてしまうと、確かにどうしていいかわからなく なってしまった。 当日、一度車で山に登ってしまったら、交通止めで 途中で帰ることなんかできないし、確かに感動や興奮は あるかもしれないが、それも何時間も待ったあとでの10分くらいだ。 レースの模様を把握できないのもくやしい・・・・・ というわけで、せっかくのトゥール、自宅観戦になりそうだ。 しかしながら、この日がくるのが楽しみである。

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