2日目 サルデーニャに到着
6月7日土曜日なかなか寝付かれなかったフェリーでの旅。朝5時半には2人とも起き上がってしまい、洗面を済ませ甲板に出てみた。そしたら結構人がうろちょろ。やっぱり眠れない人が多かったんだ~~と変に安心。6時には昨夜のカフェテリアに行って、朝食をとる。イタオヤはバールのおじさんに「思い切り強いコーヒーにしてくれ。」と頼む。そんなこんなで朝7時には「客室を掃除するからチェックアウトするように」とアナウンスが入り、その後なんと1980年代のディスコミュージックがガンガンかかったのだった。このミュージックは8時半に30分遅れでポートトレスに到着するまでかかりっぱなし・・・・ や、か、ま、し、い~~~!!! (ー_ー)!!いくら眠たくても、こんなのがガンガンかかっていたら起きないわけにはいかないだろう・・・(-_-;)私もイタオヤも睡眠は1時間くらいで、これは完全に 夜勤明けのまま知らない土地をめぐる というシナリオになってしまった。まずここから35kmくらい南下したところにあるAlghero(アルゲーロ)という町に行く事にする。田舎道をノロノロ走る。このあたりは牧草地なんだろう。 あたりは羊で一杯・・・・・30kmくらいはこんな感じで過ぎてしまった。そして9時半にはアルゲーロに到着。 アルゲーロの中心街はこんな感じ。 大通りを横に入ると、こんな眺めも。今朝の朝食がちょっとしょぼかったので、もう小腹が空いてしまった。早速近くのバールに入って、また朝食を食べなおす。風が強い。暑いはずのサルデーニャなのに、その風がちょっと冷たい。まさかサルデーニャまで、異常気象かしら?と不安になる。街を歩き回って、小さな広場で一息ついていたら こんな風にニコっとして写真のポーズをとっていたら・・・知らない子供が独りで近寄ってきた。私を見て、英語でこう言った。「Where are you from?」= 「どこからきたの?」いきなり尋問されたら、無視するわけにはいかないだろう。「I'm from Japan, where are YOU from??」=「日本よ。 あんたはどこからきたのよ?」と今度は私が尋問する番だ。まさか質問されるとは夢にも思ってみなかったんだろう、この子、ハッ!! とした表情で、それでも「イ、イタリ~~」と返事をした。すかさず、「で、イタリーのどこなのさ?」とまた尋問。彼は「サルデーニャ。」と答えたのだった。そんな事をしているうちに、この子のおかあちゃんがやってきて、「マッシモ、あんたそこで何やってんの!!」とでかい声で呼んだので、マッシモ君は「チャオ」と言っておかあちゃんの元へ帰って行ったのだった。 やっぱりおかあちゃんの一声には、かないませんって・・・ 思わず笑ってしまうにきーた。アルゲーロを出て、アグリツリズモのある Sennariolo(センナリオーロ)という村にゆっくり向かう事にする。だいたい60kmくらいだ。海岸の道路からこんな景色が見れる。 走っては止めて写真を撮り、景色を堪能し、また走る。途中で昼食を済ませ、午後3時にこれから私達が9泊するアグリツリズモの入り口に到着した。途中でアスファルトの道が途切れ、そこを曲がると、舗装されていない道が300mくらい続く。舗装されていない道路なんて、何年ぶりだろう。ここを毎日通って出かけるのかぁ・・・・と思うと、ちょっと心配になる。 建物はこれアグリツリズモはその奥にひっそりとあった。周りは牧草地だらけ。何ともいえないのどかな所だ。部屋に案内され、ほっと一息ついて気が付いた。 あれ、テレビがない。もしかしたら、テレビはみんなが寛ぐサロンにしかないのかな?と思い夕食時にさりげなくチェックしたが、 やっぱりテレビがない別にテレビ依存症でもないけれど、朝のニュースを観るのが好きな私達にとって、ちょっと残念だった。 続く