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テーマ:携帯電話のこと(2530)
カテゴリ:全キャリア
携帯電話各社が、受信時の最大通信速度が毎秒3・6メガ(1メガは100万)ビットと、従来に比べ10倍速い高速データ通信に対応した携帯端末を相次ぎ投入している。
高速型の先鞭(せんべん)を付けたNTTドコモは、インターネット上の動画を高画質で再生できる機能を備えた新機種を19日に投入。さらに、今年度内には発信速度を5・7メガビットに引き上げた次世代規格に対応した高速サービスも予定している。他の携帯電話会社も高速対応型の品ぞろえを強化する考えで、携帯端末に大容量の動画をダウンロードする若者を中心とした利用者の争奪戦が、激しくなりそうだ。 画像などのデータを一定の大きさに分割して通信するパケット通信の受信速度が最大毎秒3・6メガビットのデータ通信サービスは「HSDPA(ハイ・スピード・ダウンリンク・パケット・アクセス)」方式と呼ばれる。ドコモは2006年8月末に、初めて同方式に対応した携帯電話端末「N902iX ハイスピード」を投入。今年2月には「N903iX ハイスピード」を商品化した。 ソフトバンクモバイルは同方式対応のスマートフォン(携帯情報端末)「X01HT」を06年10月に、今年3月17日には携帯電話端末「911T」を売り出した。イー・モバイルは3月末に、同方式対応の携帯情報端末で携帯事業に新規参入した。 同方式の対応機種が増える中、先発のドコモはラインアップを拡充。19日投入の携帯電話端末「P903iX ハイスピード」では、動画の高画質再生を実現する。動画データの圧縮形式「ウィンドウズ メディア ビデオ(WMV)」に対応しているため、インターネットから高速でダウンロードしたパソコン向け動画の再生や、映像を受信しながらの同時再生(ストリーミング)を高画質で楽しめる。 一方、ドコモなどと異なる通信方式を採用するKDDIの携帯電話サービス「au」は、発信時の速度が速い独自の通信方式「EV-DO Rev・A」を採用した携帯電話端末「W47T」「ドレープ」を昨年12月に発売している。 この方式は、受信時の最大速度が毎秒3・1メガビットとドコモなどの新方式には及ばないが、携帯からの最大発信速度は毎秒1・8メガビットと速く、テレビ電話やブログ(日記風ホームページ)の動画配信に適している。KDDIでは「今後、対応機種を増やす」(広報部)計画だ。 ここ数年、携帯電話でインターネットのパソコン向け動画をみたり、ブログ向け動画を発信する利用者が増え、携帯のデータ通信速度の向上を求める声が強まっている。このため携帯各社は、将来の超高速型の展開をにらみながら、高速対応型機器の拡販を推進する構えだ。 日記リンク 1/2/3/4
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Last updated
2007.04.16 09:31:15
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