Low Risk 投資

こんにちは！

先日は、FXでの注文方法について書きました。

さて、今回は、手数料について書きたいと思います。

当然ではありますが、手数料が安い方が良いのですが、表に出てくる手数料だけで判断できない場合がありますので、その内容について説明します。

例えば、TV等で 1$=\100と言われている時に、1万$の成行の買い注文を出し、１月後に、1$=\101になり、成行の決済注文を出しました。取引相手は、下の３つです。結果はどうなりますか？（スワップ・金利は無視します）

1.手数料不要の銀行で外貨預金
2.1万通貨の取引手数料が\500の証拠金取引会社
3.手数料無料の証拠金取引会社

＜答え＞

一概に言えません。
株であれば、どの証券会社でも同じ値段で買え、手数料が安い所で売買するのが、トータルコストを下げるのですが、為替では、スプレッドという独特の価格提示制度があるからです。
これは、買値と売値が異なる価格提示がされる事を意味します。

TV等で 1$=\100と言われるのは、一般的に売値と買値の中間値を言います。NHK等では、99.98～100.02と言う様に幅で言われる事もあります。この幅がスプレッドです。
買う場合は、この幅の高い方の値で、売る場合は、低い方の値で取引します。

1.の場合、よく言われますが、\2のスプレッドがあり、購入時は、\101で購入する事となり、売却時は、￥100で売却する事になります。

つまり、100×10000（売却代金）－101×10000（購入代金）＝－10000
1万円の損益となります。

2.場合、スプレッドの定義がありませんので、仮に4銭とすると、購入時は、\100.02で購入する事となり、売却時は、￥100.98で売却する事になります。

つまり、（100.98×10000－500）（売却代金）－（100.02×10000＋500）（購入代金）＝8600
8600円の利益となります。

3.場合、スプレッドの定義がありませんので、仮に14銭とすると、購入時は、\100.07で購入する事となり、売却時は、￥100.93で売却する事になります。

という事で、100.93×10000）（売却代金）－（100.07×10000）（購入代金）＝8600
8600円の利益となり、2.の場合と同じになります。

つまり、スプレッドが14銭より多い場合は、2.の業者が有利であり、スプレッドが14銭未満の場合は、3.の業者が有利であるのです。

一概に取引手数料だけで判断してはいけないと言う事が理解頂けたでしょうか？

この様な感じで、ぼちぼちとまとめて行きたいと考えておりますが、興味を持たれたお方ですぐに知りたい方は、他のサイトになりますが、下記を参照願います。

また、よく解らない等リクエストがありましたら、コメント・ＢＢＳへの書き込みをお願いします。m(_ _)m

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