213206 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

まった~り行こうぜ!

まった~り行こうぜ!

無借金経営

経営とは事業投資(コスト)を行い、利益を生む行為。
ただそれだけのこと。と僕は考えている。


僕はすべて自己資本だけでやってきたし、
これからも基本的には自己資金だけでやっていくつもりだ。

多くの経営者に出会い話が弾むと
「で、借り入れはどれくらいあるの?」と必ず聞いてくる。

「借り入れはしたことありません。」と答えると
決まってそれはすごいという返答が来る。


実をいうと少々借り入れはあるのだが、
それは営業譲渡を受けたときの負債を引き継いだ分だ。

でも僕が代取として借り入れしたわけではないのと、
強硬な態度と法律の知識のおかげとで個人保証はしていない。
それでも銀行サイドとはいい関係を築いている。


税金対策で借り入れをすることはあっても
借り入れで事業拡張や、新規事業はもちろん
借り入れで資金繰りをすることはないと思う。

全て自己資金でやっていくということは、
正直かなりきついこともある。

小さな会社では体力がないから足ふみが多くて
歯がゆいところもある。

でも、借金して会社を継続し、
またさらに借金するような
経営だけはしたくないと考えている。

なぜそこまで無借金にこだわるかというと、

第一の優先順位が会社を潰さないことだからだ。

どんなに素晴らしい企業でも

金利や負債が大きくのしかかり最後は

倒産、縮小するところが多い。


都市銀行から5千万。信金から3千万。
融資の申し出があったがそれも断った。
回りには借りられるときに借りておけと
言われたが、おそらく借り入れしていたら
ジャブジャブ気軽にコストを使っていたと思う。

僕の理論では、無借金経営は
スタートダッシュが弱いが、
中盤からかなり強固な財務体質となり
借入ベースで経営するよりも成長スピードが速くなる。

実際お店にしても自己資金だけでスタートしているから
利益はすべて再投資できるし、多少売上が下がるようなことが
あってもなんとかなるだろう。

借り入れでスタートしていたらこうはいかない。



それに借金で経営するのは、
経営ではなく言ってみれば「借営」だとも思う。

節税はしたいけど、節税だけに目が行き
ムダなリースやら、ムダな設備やらが増えても
結局キャッシュなんか残らない。

借金ばかり増えていくより、
税金を払って多少なりでも
キャッシュが残っていたほうがいいと思うのだが。


そして借り入れをしたお金ではなく、
少ない自己資金から投資をしていくのだから
判断がとてもシビアになる。
実は無借金経営のメリットはこれが一番かもしれない。



© Rakuten Group, Inc.