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この10年間は地方と東京の行ったり来たりの月日の連続だった。
東京生まれの僕は、子供の頃から田舎への憧れが強かったから、長期出張も「しめた!」である。 地方に滞在するようになって、まず最初にいいなぁと思ったのは<車通勤>である。 朝、自宅の真ん前の駐車場(これも素晴らしい。東京の家では駐車場まで200mであった)でエンジンをかけて仕事場に向かう。 車内はエアコンが効いていておまけに好きな音楽も聞ける。 時に寝坊した時などは、運転しながらパンをかじってみたり…。 雨が降ろうが強風が吹こうが関係ない。 この通勤の往復が「なんてラクなんだ」とうれしくなったことを覚えている。 自転車で駅まで10分。 そこから急行電車で40分。 (しかも当然ギュウギュウの立ちっぱなし) 終点で地下鉄に乗り換えて20分。 駅から歩いて10分。 バイク、バランス、ウォーキング、階段の昇り降り…と、 種目的には<プチ・トライアスロン>みたいなものである(自称)。 だから、 東京の電車通勤の場合、ちょっと体調が良くない時などは、オフィスについたところで燃え尽きそうになることもある。 そういう生活から比べると、エアコン、オートマ、パワステ(ちょっと古いですね)の車通勤は、それだけで<楽しみな時間>であった。 ところが数年立つと、長所と短所があることに気がつく。 まずは、車の中で好きな音楽ばかり聞いていて<朝刊>を読まなくなったし、買わなくなった。 (本当は、ラジオを聞いたり、英会話を練習すればよかったし、現地にはそう人がたくさんいたことを後で知った) それで、短縮された分の通勤時間が「ゴロ寝テレビ」になってしまったこと。 通勤電車では、なんとかして新聞はひと通り目を通すし、それだけの時間もある。それに、車内広告などで他の媒体の情報がタダで飛び込んでくる。 …といったことの違いが、段々と仕事に影響しだした。 それと、 車での快適通勤のお陰でオフィスではみな「朝から元気全開!」と思いきや、意外にもそうではないことがあった。 さらに現場の仕事を観察していると、やはり元気がない。 日々みていくうちにわかったのが、足腰が弱っているということだ。 20代でも半ば過ぎると、車通勤で退化し始めているのか?と思うほど、疲れやすく見えてくるし、実際に一緒に働くとそれが実感できた。 施設間の移動も、いちいち車を使う。 歩いて10分くらい。 会社の自転車もあるのに…と思っていた。 それでも<万歩計>をポケットに入れてたりするから不思議である。 それでいて、週に2日くらいフィットネスクラブに通ってたりするから「???」だった。<ウォーキングマシーン>で汗をかいている。 そういう自分も、たまに東京に戻ってオフィスに通勤すると、これまたやたらと疲れるようになってしまった。 (だから現在は、かつての教訓として、現地の人に生活のポイントを教えて頂く賢さがでてきた…と思っている) そういうのを5年間くらいみていたら、東京での電車通勤は、実は足腰の運動になっているんだなぁと、以前よりも億劫でなくなってきた。 毎日、往復で2時間くらいは歩いたり立ったりしているから、その積重ねは大きい。 週5日間で10時間は運動しているようなもの。 1月では40時間。 1年では…。 とは言ってもそれなりにつらい時もあるので、 「毎月12000円(定期代)で、電車乗り放題とフィットネスなら安い…」 あるいは、 「高橋Qちゃんは、こんもんじゃないぞ!」 などと、ぶつぶつ自分に言い聞かせる日々が続く…。 お陰で足腰はまだ若い?のかもしれない…。 (でも心の中では、週に<電車3日:車2日>だったらいいなぁ…が本音) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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