レジャーサービス研究所(東京&上海)

2004/01/05(月)23:51

ユニフォームの重要性

この季節は防寒に工夫がいる。当然、寒いのでたくさん着込むことになる。ところが、たくさん着込むと見苦しいし、何といっても動きが鈍くなる。それで、何とか厚着に見えないで暖かい着こなしはないものか?約20年間、ディズニーランドで働いていた頃から、色々と試してみた。(現在も、継続中…)昔は、スキー用のタイツを履いたりしていた。何しろ足元の防寒が大事だと気がついたからだ。着込む時と言うのは、たいてい上半身が中心になるから。それでブクブクのダルマさんになっていく…。肝心の下半身は、意外に薄い。それで着込んでも「寒い」ということになる。ところが、日本の技術の進歩とはありがたいもので、それは繊維業界でも同様。薄くて、軽くて、暖かい素材がたくさんデビューしている。僕の場合、オフィスが神保町で、すぐにヴィクトリアなどが並ぶスポーツ用品店街に寄れる。その恩恵を十分に利用している。いつも最新の素材なるものを学習している。結論としては、スキーヤーや、登山、オートバイなどの関連商品は大変優秀で、冬の屋外の仕事にはもってこいである、ということ。薄くて、軽くて、発熱効果もあり、汗も吸い取る…と昔なら魔法のような繊維が使われている。実際に着てみると効果は抜群。僕の場合は、全て、冬のオートバイで試しているから、かなり厳しいテストと言える。それでも最近の繊維は優秀だから、本当に冬でもバイクに乗れるようになってきた。バイクはスキーや登山と違って、自分が動かない、乗っているだけ…なので、本当に寒い。だから、普段の屋外仕事なら、靴下(ロングソックス)をビシッと履くと、スキータイツはいらない。もう十分に暖かい。それと、上半身も長袖のインナーでOK。着膨れするほど着込む必要はない。セーター一枚余分に着込むほどの効果がある。…ということで、結論は、「上に着るより、下に着ろ」である。どんなに分厚い上着を重ねても、隙間ピューピューではやはり寒い。…と、こんなことを現場に顔を出してはアドバイスしているわけです。なぜか?と言うと、思いの他、現場のユニフォームって、レベルが低いのが多いんです。デザインばかり凝っていても、重くて、生活防水もなく、風にも弱く…ではね。なので、せめて自己防衛として、インナーへの研究は欠かせないわけです。このシーズンは体調を崩すスタッフが本当に多いので、ユニフォームへのこだわりは、元気なサービスへの道の一部だし、大事な道具とも言える訳です。なんでもかんでも、モチベーションがどうの…マネジメントが…と、人事、教育で解決できるものではない。ユニフォームが与える影響は大変大きい。当然、かっこよければモチベーションにつながるし、求人も楽になることは確かだ。時に、やたらと講師を招いて教育するより、かっこいいユニフォームに変えてあげた方が効果大の場合もあるくらいだ。コストパフォーマンスが高かった…ということ。それにプラスして、仕事もしやすいものでなければならない。自社商品にはこだわっていても、ユニフォームはお粗末…のアンバランスが大多数。…そういう視点で視察してきました。来週さっそく、ユニフォームの打合せがあるんで、その準備を兼ねて。

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