2119104 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

レジャーサービス研究所(東京&上海)

レジャーサービス研究所(東京&上海)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

レジャ研所長

レジャ研所長

Category

Calendar

Freepage List

Archives

2024/04
2024/03
2024/02

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

たかが楽天~「あっ… bmjapanさん
春にして君を離れ ぽち.さん
失敗?成功?教師辞… 教師辞めて上海【のむてつ】さん
■Lifenaviの幸せの法… lifenaviさん
Dr.さんだの売れる発… さんださんださん

Comments

 背番号のないエース0829@ デパート 「沖縄りうぼう・SNOOPY」に、上記の内容…
 マイコ3703@ キーワード検索でたどり着きました☆ ブログを見ていると、時間が経つのも忘れ…
 山本1998@ Re:観光産業の緊急課題は外国人の給与改革!(07/18) アフィリで稼いだ楽天キャッシュはどうし…
2005/05/01
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
桜井淑敏氏の講演を聞くのはうれしい。
なんといっても個人的には、
シティ・ターボ
シビックSI
プレリュード
…など当時、桜井氏が開発を手がけた車を一通り乗っていたくらいだから。
どれも大変ユニークで魅力的な車だった。

そうした市販車の開発を監修しつつ、
F1チームの総監督までこなしていたんだから
文字通りスーパービジネスマンだったと言っても過言ではない。

しかも、その両方で記録を打ち立てたのだから
頭の中を開けて覗いてみたい気がする。

「セナとシューマッハはどちらが速いのか?」の質問に対する
答えも「なるほどなぁ」とタメ息が出た。

思うに、
理系的なロジカルな思考と、
文化芸術をこよなく愛する姿勢が
見事にブレンドされた方だなぁと。

セナと出会って、
彼をホンダに乗せるために2チームにエンジンを供給することを選択する。
そのためには予算の増額を獲得しなければならない。
そこで全線テレビ中継の構想を掲げ、交渉に入る。
テレビ局がつきやすくするために日本人ドライバー中島悟の起用を考える。
それを天才セナに飲ませる。

…などなど、
F1の総監督って、エンジンなんかの開発指揮官的にしか思っていなかったので、
その業務量と奥行きに驚いた。

セナのエピソードでは、
「センシング能力が高い」といこと。
マシンがどんな挙動でどんな状態にあるのか?を瞬時に察する力が高い、と。
そして、それをメカニックに的確に伝える力もあったらしい。

当時エンジンの回転計のメモリは200回転ずつメモリがついていた。
セナはそれを「50回転単位に変更して欲しい」と要求してきた。
そんなに小さな単位でコントロールできないし意味が無いと思いつつ、
セナの能力を試してみると、見事に「このコナーでは12550回転だった」と、
言い当ててしまう。

するとこちらも応えなければならなくなる。
セナとの技術開発は楽しかった、と。
こちらが改良するとすぐにそれに気がついてくれる。
そして、その分、必ず速くなる。
そういう関係が築けたことが素晴らしかった、と。

氏の言葉で印象的なのは
「初めての時が最大のチャンス!」ということ。
初めて取り組む時に手を抜いたらそこでもう勝負あったである、と。

それと本田宗一郎氏については、
次から次へと変わるF1の規定について、
ホンダバッシングがまさに最高潮に達した時に
ついにターボエンジンの廃止が決まった。
ホンダが勝つとすぐに規定が変わることにもう嫌気がさしてきた。

ここまで来るともうF1から撤退するしかないと
本田宗一郎氏に相談に行くと…、

「なるほど。で、その規定はホンダだけに適用になるのか?」
と本田氏。

いくらなんでもそんなルールはなく、
全てのチームが対象に決まっている。
それを伝えると、

「なんだ、あいつらはバカだなぁ。それじゃあ意味がないじゃないか。
また、うちが勝つに決まっている。
同じ土俵なら絶対に負けやしない。
皆、同じ規制なら意味が無いじゃないか。
ところで、相談ってなんだ?」

「いいや、別に…。もういいです…」と部屋を出たらしい(笑)。

なんとも凄まじくシンプルなスリピットが流れていたんですね。

こういう時代だからこそ、
以前よりもジーンと心に染み渡るお話しでした。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005/05/07 10:52:28 AM
コメント(2) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.