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レジャーサービス研究所(東京&上海)

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2009/07/08
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カテゴリ:人事評価




資料を整理していたら、またまた掘り出し物を発見!
それは、、、

===

サービス業の現場の管理者泣かせの仕事の一つに、
スタッフのシフト・ローテーション・スケジュールの作成があります。

土日、祝日の混雑を想定し、
早番、中番、遅番の出勤を検討し、
一人ずつの勤務が、早番だけに、遅番だけに偏らないように、、、
しかも勤務時間の合計が、予算をオーバーしないように、、、
それを月間勤務表として、うまいバランスでまとめあげるわけです。

それに失敗すると、
混雑時にスタッフが少なくて、お客様からクレームの嵐、、、
おまけに少数で働かされたスタッフからはブーイングの嵐、、、
さらに、肝心な時にスタッフがいなくて、売り逃し、、、
「遅番ばかりで不公平!」と怒るスタッフ、、、
、、、と、
とんでもないことになるわけです。

少数の店舗ならまだ個人技で乗り切れるかもしれませんが、
300-500人規模の施設になると、もう膨大な作業になるわけです。

止めで、
毎月の勤怠管理もあります。
会社に指定された勤務通りに全員がきちんと出社してくれていれば問題なしですが、
まぁ、中々そう簡単なものではありません。

「朝起きたら、体調が悪くて、、、」と、大抵は月曜日の朝にコールが来ます(笑)。
「この日は知人の結婚式で、、、代休を、、、」
「親戚の見舞いで、、、」
などなど、予定通りにならなかった結果をまとめあげなければなりません。

それらを担当するスタッフは、本当に大変な作業でした。

そこで、パソコンのオフィスで、こうしたスケジュールを組んだり、
勤怠の集計や個人ごとの情報に加工したりできないか?
ということで、
当時(94-98年ごろ)、レジャ研のメンバーの永野くんにお願いして
エクセル&アクセスをフル活用して、勤怠管理ソフトを自作してもらいました。

基準は「現場のPC素人が使えるように、、、」というオーダーだったため、
あらゆる複雑な操作を全て、ボタン化してもらうために、
マクロの塊のようなソフトができあがりました。

このソフトは当時のオフィスの性能をフルに使った傑作で、
すぐにテーマパークで活躍することになりました。

その名も、
そう!「勤太くん!」

、、、とか、適当な名前付けてたのを覚えてます(笑)。

その結果、そうした作業にかかる人員数や時間が
数分の一に短縮され、さらに精度が高まったのです。
(バランスや公平性など)

実は、最近の資料整理(連日、、、)の中で、
そのソフトが出てきたので、懐かしいやらうれしいやら。

よく当時のPCで動かせたのもだ、と妙に関心してしまいました。
ちなみに、
当時のレジャ研のクライアントさんで、
未だにヴァージョンアップしながら使い続けてくれている施設もあるようです。
(感謝!)

このソフトの利点はそれだけでなく、
手作業の頃に比べて、毎月、毎週ごとに個人の累計の勤務時間や、休日数、
欠勤数、遅刻時間の合計、、、など、
リアルに見ることができたので、
上司は指導が楽になりました。

やはり「見える化」は重要ですね。

すると、全体として「いつもシフトの変更が多発する」と思っていた部署でも、
見える化してみると、
たいていは、ごく特定のスタッフ(約1割程度)が、いつも欠勤したり、代給したり具合が悪い、、、
というのが一発でわかるわけです。

下手すると、社員なのに、毎月15日前後しか働いてないことが判明したり(汗)。
そして、年間累計をしてみると、、、あらら(汗)。
(そりゃあ仕事の覚えが遅いわけだ、と)

とにかく、大卒だろうが留学しているようが
人間はダラしない動物で、管理が必要なんだ、と痛感しました。
(何とか楽してズルして、、、と果てしない)

おまけに、いつも会社がどうの、、、上司がどうの、、、と、
ギャーギャーうるさいやつに限って、勤怠もめちゃめちゃであることも判明!

よって、その後は、
「まずは一ヶ月間、一度も遅刻も欠勤も代休も早退もしないで
契約通りに出勤してみろ!せめて3ヶ月続いたら意見を聞いてやる!
まずは、約束を守れ!意見を聞いてもらう権利を得てみろ!」
という上司たちの攻勢が始まりました。

逆に見える化すると、ある程度は自然に良くなっていくもので、
個人都合の勤務変更や欠勤が大幅に減って、
とても運営しやすくなったのです。

そして、勤怠の不平等さが解消されると、
(卑怯なやつが減ると)
これまた自然と健全な職場の風土が生まれてきます。

この勤怠ソフトを作成してみて、
こうした思いもよらない波及効果に、驚いたものです。

この時の教訓としては、
現場は、何でもかんでも教育指導で解決できるもんではなく、
こうした管理、見える化で解決できることがあるんだなぁと。

ちなみに、現在のPCの性能とオフィスで作成したら、
どんなソフトがきるんだろう?

続編を頼んでみようかな?
とひそかに企んでます(笑)。







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Last updated  2009/07/10 02:54:50 AM
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