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レジャーサービス研究所(東京&上海)

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2009/10/17
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カテゴリ:カテゴリ未分類



久しぶりに中国人観光客の同行調査をしました。
とは言っても、私たちレジャ研が誘致したツアーです。
レジャ研上海の販売サービス研修などを受講した人たちからの依頼で、
同行して、日本の販売サービスのポイントを教えて欲しい、というものです。

第一日目は、成田空港に到着後、浅草→秋葉原へ。

万世橋でバスを降りて、
そこから徒歩で、ゾロゾロと連れて案内します。
名物の家電量販店に到着すると、すぐに参加者の中から、
「炊飯器を買いたい」という女性。
それで炊飯器のコーナーを探して連れて行きます。

各社の機能を説明してあげようとすると、
「欲しいのはサンヨーです」と。
「サンヨーも良いと思うけど、他にも色々ありますよ」と言うと、
「サンヨーが良い」の一点張りです。

「中国で何か良い広告でも見たのかな?」と尋ねると、
母親が雑誌の記事でサンヨーの炊飯器の情報を読んで
痛く感動したらしい。


続いて、25歳くらいの若い男性が
シェーバー(髭剃り)が欲しいと。

それで売場に案内して、またまた各メーカーの特徴を説明してあげようとすると、
「パナソニックが欲しい。どこにあるの?」と。
そして、連れて行きます。

どんな機能が欲しいのか?再度聞いてみます。
それでも「パナソニックが欲しい」の一点張りです。

中国の地元で、何かパナソニックの広告やキャンペーンでも見たのかな?
と思い質問してみると、
こちらは、インターネットのブログの記事を読んだ、と。
それで使い心地が良く、耐久性もあり、評価が高かったから、とのこと。

秋葉原の電気店の良いところは、
中国人観光客に対して「日本製」「中国製」を表記してあることです。

彼らはもちろん日本製を買いました。

ここで気づいたことは、
中国でもテレビCMのパワーがダウンしていることです。

中国は、テレビCMこそが大事と聞いていたし、
現実に、日系各社が巨額なお金を中国のテレビCMに注ぎ込んでいます。
私たちは「そうなんだ」と思っていました。

しかし、こうして彼らたちに同行して、
「その商品をなぜ買ったのか?どんな情報で買いたいと思ったのか?」
ということを丁寧にヒアリングしていくと、
雑誌記事とか、インターネットの個人のブログがきっかけになっているという
現実を目の当たりにします。

これは今後、日系企業の広告宣伝でとても重要なことでしょう。

そして、彼ら共通していたのは、
「あなただったらどれにするか?」という質問でした。
いち個人の情報を求めたがるのです。

では、なぜ中国のテレビCMを参考にしてないのか?を尋ねると、
「だいたいどのメーカーもきれいな女優、男優が出てきて、
この商品がベストとか、同じことを言っているだけ」


そして、最も重要だったのが
「今の中国は広告が多過ぎる。
テレビもそうだけど、街中も広告だらけで、
これだけ多いと、逆に何も覚えてないよ。
僕の田舎でも、2000年くらいまでは、街中に広告が少なかったから、
すぐに目についたけど、今は広告しかない」
と。

言われてみれば、そんな広告が多い。

企業が発信する情報は、今後どうあるべきなのか?
真剣に考えさせられる秋葉原ツアーでした。

091017@秋葉原
魅力的な秋葉原は、集合時間に遅れる人が続出(笑)。





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Last updated  2009/10/19 03:06:37 PM
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