|
カテゴリ:中国
↓上海では有名なファーストフード店の求人広告です。
この2年間で人材不足に拍車がかかってきました。 かつてのように内陸地方の人件費の安い人材を ある意味で「使い捨て」で雇用することが難しくなってきています。 立場は逆転して「人材の確保」に懸命になってきています。 現在の中国は、無理して上海などの沿岸都市に出稼ぎに来なくても、 内陸の開発が活発化して、ある意味バブル気味なので仕事が急増してきたのが 原因のようです。 なので、中国企業が「使い捨てでないよ」ということを示すキャリアプランを提示した 求人広告を作るようになってきました。 これは大きな変化です。 日系企業でも同様で、 かつての使い捨て型に慣れた人事マネジメントを正さなければなりません。 しかし、わかっていても担当者に身についた「感覚」が邪魔をします。 それで「どうしたらいいですか?」という質問が絶えませんが、 ここはひとつ担当者を変えるしかないでしょう。 使い捨てマネジメントと、 確保して育成して離脱しないようにするマネジメントでは全く違うからです。 これからの日本の本社は、人事のプロを育成、選抜して 中国に送らなければなりません。 未経験者に「頑張れ!」で何とかなっていた時代はもうすぐ終わります。 中国で起きる人事問題の半分以上は、 担当者がアマチュアだから、、、という原因に目を向けなければなりません。 しかし、本社にはそういう報告は上がってきません。 あくまでも「中国人が、、、」となってしまいます。 未経験者が通用するほど甘い市場ではなかった、ということですが、 そういう声が聞こえて来ません。 まだ反省してない人が多いのかもしれません。 そういうのは知らないうちに口コミで企業の評判として広がっていて、 ますます良い人材が集まらなくなります。 外国で人事を担当する人が未経験では、その企業は真剣に取り組んでいない と思われても仕方ないでしょう。 「人が一番大事だ!」という掛け声は多く聞きますが、 やっぱりまだまだ掛け声だけ、、、というのが実態です。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/12/05 04:06:05 PM
コメント(0) | コメントを書く
[中国] カテゴリの最新記事
|