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カテゴリ:インバウンド対策
先週、久しぶりに留学生たちと会食しました。 都内の大学で、観光やホスピタリティマネジメントなどを学んでいる人たち。 レジャ研のインバウンドセミナー@銀座で知り合ったのがきっかけで、 それ以来、定期的に雑談会に誘ってくれるようになりました。 国籍も様々で、 中国、韓国、台湾、インドネシア、フィリピン、カナダ、オーストラリア、イタリア… 総勢18名で喧々諤々と日本のインバウンドビジネスの可能性を議論してくれました。 学校の授業ではないので、きれい事抜きの本音の意見がよかったです(笑)。 特に印象に残った話は、 韓国人留学生のキムさんのK-POPとJ-POPの比較でした。 (彼女はこの研究をしています) (以前は中国の留学経験もあり) 彼女が日本に来てまず驚いたことのひとつに、 テレビで見た小田和正さんの「クリスマスの約束」でした。 今年で10年も続いていて、 アーティストが集まってそれぞれの持ち歌を小田さんたちと共に歌う…。 もう鳥肌が立ったらしいです。 昨年は、観覧希望の申し込みをして当選してコンサート会場で生で見て、 号泣してしまった、と。 <以下、キムさんのコメントの要約> 日本に来て驚いたことのひとつがJ-POPの多彩さでした。 本当に色んなジャンルの曲があって、 それぞれにアーティストが自由に好きな楽曲を作って活動している。 韓国の場合、最近の少女時代やKARAに代表されるように 始めから外国、特に日本市場を意識してプロデュースしなければならない。 韓国や中国は違法ダウンロード率が非常に高いので、 CDやDVDを発表してもなかなか商売に結びつかないから、 稼ごうと思えば「海外の出稼ぎ」が前提になってしまう。 だから楽曲も売れ筋狙いしか作れないから、すぐに廃れる。 使い捨て。 きれいなお姉ちゃんお兄ちゃんを並べて鍛えて海外に送り出す… という流れになってしまう。 それに比べ日本人アーティストは アジアで唯一、自由に活動できる羨ましい環境がある。 それは日本国内CDやDVDが正価で売れるから。 (国内だけで食べていけるという環境) 世界の音楽市場を見ればそれは明らかで、 日本とアメリカだけで世界中の音楽市場の半分の規模がある。 (韓国は日本の約1/20程度しかない) だから海外に媚びなくて良い。 無理に海外を意識して作らなくていい。 そして、実はそれが海外からみればJ-POPの魅力になっている。 それはクリスマスの約束に代表されるように、 キャリア30年で今でも売れ続けているアーティストが多数いるという 凄い市場になっていることでもわかる。 結果として、世界最大の楽器メーカー(ヤマハ)があり、 世界有数のプレーヤーたちが毎週のように来日してプレーしている。 (先日も「This is it」のメンバーたちが来日していた) 結局、音楽の世界ではアジアで最も最先端の地位は揺るがない… という好循環が完成している。 そして、放送設備や音響機器、優れたテレビ…などのハードと、 それを支えるスタッフの技術が突出している。 だから初めて「クリスマスの約束」を見た時に、 その画像、音声、演出、カメラワーク… 全てに驚いて自然と涙が出てしまった。 これがテレビ番組なのか?と。 そうして見ていく内に、 J-POPは日本のあらゆる実力がギッシリ詰まっていることに気がついた。 <要約以上> 日本には本当に色んなジャンルの楽曲がある… という点においては、留学生全員が驚いたようです。 いずれにしろ、外国人の目線で改めて教えてもらうと、 当たり前の日常が違って見えたりして、 本当に勉強になります。
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