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カテゴリ:販売促進
家電量販店の視察をしていたら… なぜか?ソニーのブラビアを買ってしまいました(汗)。 (店員さんの接客がうまかった) 改めて「わかりやすい商品説明」の重要性を まさに身を持って体験した次第です(笑)。 相手の立場に立ったわかりやすい説明と メーカーの宣伝部が作成した販促用パンフレット通りに説明との 「差」を検証することができました。 (詳細はまたセミナーで紹介します) 購入手続きをしていると、 横のテレビコーナーに明らかに富裕層らしきご婦人がいました。 店員さんが「何かお好みのメーカーなどありますか?」 と接客を開始します。 すると「えー?どれがどれだかわかんないから亀山がいいわ」 と答えます。 「シャープのアクオスですね」 「アクオス?違う、亀山よ」とご婦人。 結局、シャープのアクオスの亀山モデルを購入してました。 ご婦人は、アクオスという商品名は覚えてなかったけど、 「亀山」は覚えているんですね。 考えてみれば、 ブラビア、ビエラ、ウー、レグザ、アクオス… と、メーカー名と商品名が一致しない人もいるはずです。 だけど「亀山」という日本語は覚えていたのです。 これには驚きました。 その後、店員さんに話を聴くと、 お年寄りたちは「亀山」が覚えやすいからよく売れるそうです。 でも、他の商品名は覚えてないらしい。 これは今後、メーカーで商品名を考える人たちにとって 大事な視野ではないでしょうか? 売りたい人たちに覚えてもらえる名前になっているかどうか? だって、そのご婦人は機能も何も確認してなかったです。 「もうわかんないから亀山にして…」と。 ブラビア、ビエラ、ウー、レグザ、アクオス…と 私自身もあれらがどんな意味の名前なのか?は全く知りません。 店員さんによれば、 「ソニーのビエラが欲しい」というお客さんがいるそうです。 (篠原涼子さんと小雪さんがかぶってしまった) 情報の洪水にさらされていると、こうした混乱が起きてきます。 これからは、 ソニーの「桜」、パナソニックの「京都」とか そういう商品名出てくるかもしれませんね(笑)。 現に中国で店舗販売のOJTをしていると、 「ソニーのテレビ」「東芝のテレビ」という言葉が飛び交います。 お客さんが「レグザ」とかそういう商品名を知らないのか? 口にしないのか?わかりませんが、現実はそんなもんです。 いずれにしろ、 どんなにこねくり回して、カッコイイと思う名前をつけたところで、 お客さんに覚えてもらえないのでは意味がないですな。 === そういえば、 私を対応してくれた店員さんは、一度も商品名を口にしてませんでした。 「こちらのソニーの場合は…」 「一方、シャープの場合は…」 という話し方でした。 やはり現場の最前線は、ノウハウの宝庫ですね。 === 一方で、ipadのCMはわかりやすいです。 メーカー名のアップルが出てきません。 最後まで「ipad」だけです。 だから覚えられるのでしょうね。 (よって深く印象に残る) これを欲張るって「メーカー名+商品名」… それに加えて「ブランドメッセージ」まで入れてしまうと、 どれも印象が薄くなってしまう…というのが現実だと思います。 (だいたい15秒のCMにあれもこれも押し込み過ぎ) === 中国人観光客の買物動向を調べていると、 家電量販店に行く機会が増えます。 すると、このように電化製品が増えて行くわけです(汗)。
Last updated
2011/02/16 10:16:38 AM
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