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レジャーサービス研究所(東京&上海)

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 山本1998@ Re:観光産業の緊急課題は外国人の給与改革!(07/18) アフィリで稼いだ楽天キャッシュはどうし…
2011/11/08
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カテゴリ:顧客満足



iPhoneのお陰で、それに付随する様々な商品が売れます。
スマートフォンは、その周辺付属商品の規模がどんどん拡大していて、
波及効果がとても高い商品の代表格になりました。
(ソフトもハードも)

これは比較的わかりやすい例です。

見落としがちで意外に気づかない商品もあります。
昨年くらいから、家具が売れています。
特にリビングに置かれる家具。

たいていの大型家具が売れるのは、
引越しや年末年始の大掃除のシーズンなどでしたが、
それが少々変わってきました。

別に引越しでもなく模様替えでもないのに大型の家具を買う人たちが増えてきました。

なぜか?
調べてみると、その原因は、そうじロボ「ルンバ」でした。

ダイソンの掃除機も売れてますが、
円盤のような形をして、勝手に部屋を掃除してくれるルンバや
その類似品も売れてます。

さて、そのルンバは、厚さ約9.7cmです。
ということで、家具と床面の隙間が10cmくらいあれば、
どんどん部屋中をきれいにしてくれるわけです。

そこで、床との隙間を10cm、つまりルンバが入れる脚の高さがある家具が
売れている、、、ということです。

そのことに真っ先に気がついた店舗のMGRが教えてくれました。
先手でかぐのオーダーを変えて対応していたので、
売上げも絶好調、とのことです。

マンションの内装にも影響を与えています。
部屋と部屋の間のドア下に「段差」をつけない部屋が人気です。
ルンバが通れるからです。

また床を這う電気コードも邪魔です。
コードやコンセントを家具に内臓して、
床をスッキリさせるための商品も売れています。

などなど、一台の掃除機のお陰で
こうして広がる波及効果は非常に大きいものです。

大型の家具はルンバよりも値段が高いものが多いです。
革命的な商品というのは、やはり波及効果も大きいものです。

===

売れる店舗には、このように「人とその生活」をよく観察している人がいます。
一般的に、その仕事が長くなると「業界バカ」になってしまって、
視野が狭くなってしまう人が多いのが現実でしょう。

衣類やアクセサリー、化粧品、カバンに携帯電話や自動車、、、などは、
街で歩いている人を見ればわかる商品ばかりです。
傾向を把握しやすいわけです。

対して家庭内商品というのは、どのように使われているのか?
なかなか想像するのが難しいものです。

同じ販売職でも、これは大きな違いです。
だから、実はとても視野が広くて想像力が豊かな人材が必要です。

そして、教育方法も違います。
顧客の自宅訪問や家電量販店視察にスーパーマーケットの食品売り場まで、
常に生活の変化を学習し続ける、
「生活者のプロフェッショナル」になるために努力が必要です。

靴を販売するより、下駄箱を販売する方が難しいのです。
靴はサイズとデザインと客の服とのコーディネートや流行、季節で売れるし、
なんと言っても「消耗品」です。

しかし、下駄箱を販売する場合はそうは行きません。
そうそう簡単に買ってくれないでしょうし、
勧めるのも難しい商品です。

だけど「なるほど!」と言わせて販売してしまう人たちがいます。
販売サービスの世界は奥が深いですね。
こういう時代だからこそ、人の実力で「差」が大きく広がります。







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Last updated  2011/11/09 04:39:03 AM
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