2012/04/12(木)17:04
日経Associe2012年5月号で紹介されました。
日経Associeの2012年5月号は
その中の「世界を知る」の項目の中で中国ビジネスのページで
本が紹介されました。
「超速中国語」などのe-ラーニングシステムで有名なWEIC社の内山社長が
記事の中で推薦してくれました。
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内山社長が「まずはこれから」と薦めているのが「島耕作」です。
今や知らない人はいないほど有名になったビジネスマン漫画です。
実は、私自身2000年に始めて北京のプロジェクトに参加する際に、
「取締役島耕作」を読んでくるように、、、と言われて読破しました。
これは大変勉強になりました。
単なるビジネス書で勉強すると、淡々としていて
「手に汗握る」ことがないので、なかなか身につきません。
頭で理解して「知っている」レベルで終わります。
しかし、漫画の場合は感情移入できて「自分の時は、、、気をつけよう」
と感情の記憶としても残るので特に失敗の回避に役立ちました。
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中国に進出する企業を見ていると成功と失敗の格差が凄まじい。
近年特にトラブルが増加しているようです。
その理由や原因は色々ありますが、
大きな原因として「海外ド素人」がいきなり中国に行かされてしまう、、、
というがあります。
「やればなんとかなる!」とばかりに送り込まれて(または本人の希望も)、
数年で見事に撃沈、、、ということが多々あります。
私がお付き合いさせて頂いている日系大手企業の皆さんのほとんどが
「中国で4カ国目です」のような人ばかりでした。
だから冷静だし、当然、語学力も高い。
または、通訳の正しい使い方も知っているわけです。
ごくたまに、裸一貫で来て成功した人がクローズアップされてしまうと、
それに続けとばかりにやってきますが、そういう特別な人と自分は違うんだ、
という冷静な心が必要です。
それは規模によっても違うでしょう。
私たちのような小規模事業の場合は、そのスキルと実績があれば
それを武器にすれば何とかなります。
(ノウハウを盗まれないような工夫は大事)
しかし、多くの中国人消費者を相手にするような規模の大きい商売の場合、
やる気だけではどうにもならないのが中国です。
なので、今回の特集で紹介されている本くらいは読んだ上に、
その業界にいる中国ビジネス先人たちのレクチャーをしっかり受けて、
避けられる失敗はしっかり避けて、少しでも効率よくビジネスをしてもらいたい
と思います。