2015/03/17(火)23:12
1989年F1GP@鈴鹿のセナのビデオを見た中国人幹部の感想
先日の中国の武漢での管理職研修では
色んなビデオを紹介しました。
(もちろん観光モノも…:笑)
セナとホンダのビデオを見た後に、
全員が感想を発表しました。
それまで研修が始まってから明らかに乗り気でなかった
幹部社員が重い腰をあげて前に立ち感想を語りました。
その一部をシェアしたいと思います。
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「今日はじめて真剣にF1を見ました。
そして私は今、感動と悔しさと…色んな感情が混ざっていて
とても複雑な心境です。
私の世代は、間接的だがセナを知っていました。
日本に留学している友人たちが本やビデオを送ってくれたからです。
セナ&ホンダの活躍を見て、
いつかは中国企業も世界チャンピオンを取れるのか?
経済が豊かになればやるはず…
ずーっとそう思って来ました。
そして、中国企業は大企業に成長しました。
しかし、一向にF1にチャレンジする企業が出てきません。
せいぜいF1チームのスポンサーになって、
上海GPの時にVIP扱いされてはしゃいでいるだけです。
お金は十分にあるはず。
なのに、なんのチャレンジもしない。
これが悔しい。
ホンダもトヨタも、
60年代から世界のレースに出て行って
負けながら学び、そして勝つようになりました。
十分に大企業になっていない時に
チャレンジしていったのです。
だから技術も本物です。
どこかのパクリじゃあない。
中国企業がどんなにブランディングにお金をかけても
ホンダやトヨタのようなレースを含めた「活動」にはかなわない。
ホンダのエンジニアが執念で作ったエンジンを積んだマシンを
天才Aセナがドライブして世界最速ラップを叩き出す。
これにまさるブランディングはないと思います。
本物と天才のコラボ…
とにかく鳥肌が立ちました。
自分たちがこれからどう生きるのか?
考えさせられるビデオでした。
それから斉藤先生はホンダに感謝されますよ、きっと。
少なくとも私はホンダ車を買うことを決めたから…笑」」
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改めて言われるまでもなく、
中国企業も、韓国企業も…F1にチャレンジしないですね。
そう考えると、
第四期ホンダF1は、アジアメーカー唯一ですね。
これからの活躍に期待して応援したいと思います!
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