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レジャーサービス研究所(東京&上海)

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2016/05/30
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カテゴリ:ディズニーランド
いよいよ上海ディズニーランドのオープンが迫って来ました。
それに伴い、色んなニュースが飛び交っています。

その典型はこれです↓
中国一の富豪、初の大型観光施設開業でディズニーに「宣戦布告」

私個人の考えとしては、
上海ディズニーランドの影響と洗礼を最も受けるであろうご本人が
この王健林だと思っています。

日本でもなんだかんだで、東京ディズニーランドがオープンしたあとは、
全国各地の遊園地や商業施設のサービスや楽しさが向上したので、
同じように中国国内でサービス競争のが激化して
向上してくれればよいと思います。

昨年だけでも約20ものテーマパークがオープンしたと言われる中国。
今年も20か所を超えるのでは?という予想があります。
いよいよテーマパーク戦国時代に突入、、、という感じがします。

実は私たちのところにも
昨年から今までに、11か所のテーマパークの相談がありました。

もちろんそんなに多くを一度に引き受けることはできませんから、
いくつかに絞るわけですが、
その際の基準は、欧米風でないもの、、、
つまり中国に適したテーマパークの案件を手伝うことにしています。

理由はせっかく中国で仕事するなら
中国の歴史や文化を扱って、どうしたらうまく行くのか?
にチャレンジするのが良いかなと考えているからです。

ただいずれのテーマを扱うにしても、企画開発業務は困難を極めます。

まず第一に、各分野の正確なデータがほとんどない、ということです。
観光に関するデータ、旅行者数や動向調査などのデータ…など、
役人に聞いても「ない」と(汗)。

加えて、類似施設で失敗した事業のデータも、、、ない。

そんなないない尽くしで、数百億円規模のテーマパークがバンバン作られます。
(だからバンバン失敗します)

結局「経験、勘、度胸」がものを言うのが現状で、
プロジェクトに関わる自称専門業者も、
なんだかんだで「勘」でものを言う人が多い。
(日本も同様でした)

経験×勘×度胸

これをどんなに掻き回しても、正確な事業計画はできはずもない。
なので、その中に少しでも「正確な数字」「本当の情報やノウハウ」
を注入しなかればならないわけです。

そういうのを色んなところから集める作業が重要になります。
なので、この一週間くらいは、、、
久しぶりに色んな業者さんに「ヒアリング」しまくる日々でした。

ネットに出ている情報は誰でも入手できる反面、
それぞれがどの程度本物なのか?が不明なので、
そうした情報を投資額の大きなプロジェクトに使う場合、
必ずその情報や数字が本当なのか?なぜそうなったのか?
などを確認しなければ使えません。

ITで何でもできる時代になったような錯覚がありますが、
最後の一歩は、やはりアナログ接近戦が必要なのは変わりません。

加えて、古本屋回りもしました。

日本のテーマパークやリゾート開発のピークは90-2000年くらいで、
その頃は、それらの成功と失敗の事例集などノウハウを整理した
多くの資料集が販売されていましが、
現在は、そもそも日本国内のそうした大型テーマパークやリゾートの
新規開発事業がないため、売れないから販売されていません。

なので、改めて探して集めて来ました(汗)。

古本屋で買った資料

やはり、最低限の基本的な成功失敗事例を再確認して、
その上でそのビジネスの「基本知識」をおさらいしてからでないと
怖くて引き受けられないからです。
(当たり前ですが、基礎力=足腰が弱いプロジェクトは破綻しますから)

そして、少しでも正確で本当の情報やデータを入手して、
毎度行われるプロジェクト会議での
経験・勘・度胸な言動を撃沈するためです(笑)。

…というのは(半分くらい)冗談で、
本当はリスクを整理して明確化して
解決策を検討できるようにすることです。

それで解決できそうならば「GO!」で、
ダメなら「プラン変更!」となります。

同時に、そもそもクライアント側が
こうした一連の進め方に同調できるのかどうか?も、
見極めなければなりません。

現に、こうしたスタイルが面倒で
あくまでも経験・勘・度胸(+コネ)を貫く経営者はまだまだ多い様子。
(今までの中国のイケイケGOGO!のバブル経済の中では
それなりに通用したから、なかなか卒業できない人たち)

こうしたことも、
あと数年して上海ディズニーランドが順調に伸びていけば
それに伴って徐々に変化していくのでは?と思っています。

レジャーサービス研究所のホームページ







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Last updated  2016/05/30 05:48:46 PM
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