外国での仕事の成功率は通訳次第
3月の下旬は中国の江西省の田舎にある山間のリゾートに行ってきました。残念ながら仕事です(笑)。昨年末からソフトオープンをして、この夏の本格オープンに向けて研修を実施しました。私の中国語は日常会話がなんとか…レベルなので、いつも通訳のお世話になります。これまで14年間、たくさんの通訳と研修を実施してきましたが、今回の通訳は飛び抜けてうまかった。いつも通りに研修したのに、何をやっても参加者の受けて良い。私のスキルが上達したのか?と、勘違いするほどでした。しかし、本当の原因は「通訳力」。何でも今回の通訳の朱さんは、あの安室奈美恵のコンサートや元サッカー日本代表の岡田監督、経団連…など大物の通訳をしてきたお方。他の通訳に聞いてみると、朱さんの圧巻は「中国語力」とのことで、日本語や英語を通訳する際に、どういう中国語で表現するか?のレベルがとても高いのだと。本人に聞くと、外国語を勉強するようになってからと言うもの、それと同じくらい中国語を勉強するようになったと言います。単語を通訳するのは簡単でもニュアンスや意味を再翻訳するのがポイントだそうです。同時にこちらも感情表現までそのままコピーして伝えてくれます。研修後のオフタイムも大変オープンなお方で、毎晩、2人で露天温泉に入りながら反省会と翌日の研修内容の確認をしたのも成功の要因だと思います。ただ、賞賛すべきはリゾートの運営会社の社長たちで、わざわざ日本から講師を呼んで、さらに、優秀な通訳まで手配する…、サービスにかける真剣さが半端ではありませんでした。海外で通訳を介して仕事する場合はその成功のカギの50%くらいは通訳次第と言われますが、本当に実感することができました。(今回は良い意味で)反対に「通訳費」をケチってる企業は成功率が低いとも言えます。(周囲を見ていればわかる)海外でのビジネスではくれぐれも通訳費をケチらないように…ご注意を!(そういう人がいたら指摘しましょう:笑)★レジャーサービス研究所のホームページ★中国人観光客にもっと売る新“おもてなし術”価格:1,470円(税込、送料別)