2010/07/19(月)18:45
ドヴォルザーク 交響曲 第7番と第8番
「もったいない」という批判を受けるおそれが充分にあることは承知している。
手に入れてはあるものの、まだきちんと聴き終えていないCDや、観終えていないDVDが、複数(正確には、相当数)ある。
クーベリック指揮/ベルリン・フィルによる、ドヴォルザークの交響曲集も、そうしたものの例だった。ドイツ・グラモフォンの2枚組CDで、交響曲第7番、8番、9番。
最近、通勤途上に通して聴いて、第7番と第8番の、作品としての面白さを改めて感じた。
第8番の第3楽章は、中学生の頃に、テレビのCM(たしかステレオのもの)で流れていた。気に入ったので、クラシック好きの友人にLPを借りて全曲を聴いたのだが、全体としては洗練されていない音楽だとの印象を受けたことを覚えている。
その印象を、その後、持ち続けてきていたので、ドヴォルザークの音楽は、二十代終わりまで、ほとんど聴いてこなかった。
ポップさんのファンになって、『ルサルカ』を聴くことがなければ、ドヴォルザークを敬遠する傾向は、その後も続いていたと思う。
ファンになったおかげで、ドヴォルザークの作品を好んで聴くようになった。これが昂じて、2006年には、『ルサルカ』を観にブラティスラヴァに行くということも出来た。
ありがたいことだ。
[付記]この作曲家の名前の表記は、「ドヴォジャーク」が原音に近いものだろうが、常用されている「ドヴォルザーク」とした。